ネットワークオーディオ向けHUBの考察1

U-BOYです。
たまには、ためになるトピックを載せます。

年末にNADACを試聴し、改めて店頭のネットワーク環境を設定しました。
NADACは従来のD/Aコンバーターと異なるIP伝送(AUDIO over IP)方式を採用しています。

デモを行う際に
1. Mac Book ProとNADACを直接LANケーブルで接続
nadac_ptp
この場合は、NADACはネットワーク上には繋がらず、再生するPCと1対1の接続になります。当然、音質は最高です。

2. Mac Book ProとNADACをHUBを介して接続
nadac_nw
一般的なネットワークプレーヤー等と同じように、NADACと再生PCをHUBを介して接続します。直結の時と比較すると明らかにクオリティーが落ちます。

オーディオ用ネットワークを構築する際に、ルーターから直接機器に接続しないで、オーディオ用のシステムのみ一度HUBを介すことで音質向上することは良く知られていますが、ここではもう一歩踏み込んだ設定をしてみたいと思います。

当店では、オーディオシステムに繋ぐHUBとして、バッファローのBSL-WS-G2108M/Aを使用しています。

このHUBはオーディオ用途を考慮した設計になっており、512KBのバッファーを搭載し、使用部品も考慮されています。

ルーターからこのHUBを介して、NASやネットワークプレーヤー、音楽再生PCを繋ぐだけでも一定のクオリティ効果は見込めますが、このHUBはいわゆるレイヤ2スイッチです。MACアドレスの設定により所定の機器のみを繋ぐこともできる他、未使用ポートの停止、優先度の変更など細かな設定が可能です。

直結時のクオリティーに少しでも近づけるように設定してみたいと思います。

前振りが長くなりましたので、次回に続きます。

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※設定が良くわからない、という方はHUBを中継するだけでも良いと思います。

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