ネットワークオーディオ向けHUBの考察2

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今回は具体的にBUFFALO / BSL-WS-G2108M/Aの設定を行います。違うHUBをご使用の方でも同様の機能を持っている場合もあると思いますので参考になれば幸いです。

※PCの設定が苦手な方にはハードルが高いかもしれません。ネットワーク関連の設定は場合によってはネットに接続できないなどのトラブルを引き起こしますので、出来る範囲で良いと思います。

1. 当店のネットワーク環境について

現在の当店の接続状況は下記の通りです。
G2108M_1
バッファローのHUBはポートが8つあります。
ポート1 未使用
ポート2 未使用
ポート3 ルーター側
ポート4 NAS
ポート5 Mac Book Pro
ポート6 NADAC or Linux or ネットワークプレーヤー
ポート7 未使用
ポート8 MAN301

2. 設定画面を開く
HUBのipアドレスをwebブラウザに入力すると設定画面が開きます。
ipアドレスが分からない場合は、同社のサイトからIP設定ユーティリティーをダウンロードしてください。

3. 未使用のポートを停止する
繋いでいないポートを停止します。当店の環境では、ポート1、2、7が未使用ですので、停止します。
基本設定⇒ポート設定⇒速度/モード設定にて、未使用ポートのポート有効化をOFFにします。設定ボタンで反映されます。
G2108M_1_portoff

4. QoSの設定、優先度変更
ポートの処理優先度の変更が可能です。
当店の場合は、共通のNASから各プレーヤー、PCが音源を読みに行きますので、それらの優先度を上げます。
※Mac Book Proに関しては、内蔵のHDD、もしくは外付けのローカルHDDを使用することが多いため優先度は上げていません。

詳細設定⇒QoS設定を開きます。
QoS機能:ON、優先度選択:CoS
を選択し、設定ボタンを押します。

詳細設定⇒QoS設定⇒優先度対応設定で、設定画面が開きます。
G2108M_1_qos
NAS、MAN301、NADAC(他Linux、ネットワークプレーヤー等)の3つのポートの優先度を上げました。

5. VLANの設定
いよいよ大詰めです。

複数の再生機器が共通のNASとデータのやりとりをしますが、再生機器同志の相互干渉を無くすのが目的です。

MAN301は他と隔離した環境を用意し、Mac Book ProとNADACを共通のグループとします。

ルーターからの入力とNASのポートを共通とします。
詳細設定⇒VLAN設定より、VLAN IDを作成します。
UPLINKは全てのポートにStatic Untaggedをチェックしたままとし、新規のVLAN IDにそれぞれ割り当てを行います。

その後、VLANポート設定にてPVID設定を行います。
全てに共通するNASとルーターからの入力をPVID1とし、MAN301を2、NADACその他Linuxグループ、Mac Book Proなどの残りを3としました。

下記のようになります。

bu_vlan

この設定を行うと、PVID2のMAN301と、PVID3グループのMACやNADACの干渉を抑えることができます。

MAN301は同一ネットワーク上の共有フォルダのファイルを任意でマウント、再生することが出来ますが、違うグループになったMac Book Proのファイルは見えなくなりました。

共通のNASからの再生ができ、WIFI経由のiPadのアプリでそれぞれを操作することが出来ますので、利便性は全く失われません。ネットワークが複雑な環境では挙動も安定、音質向上が期待できます。

これで設定は終了です。
NADACの展示機が入荷次第、改めて直結と、HUBを介した際の音質比較をしてみたいと思います。

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