U-BOYです。
半年ほど前にデモした記事を紹介しました。
https://kaitori.u-audio.com/blog/ayon_scorpio/
2機種のプリメインを比較させていただき、今回はエントリーモデルのScorpioを導入しました。
定価39万円です。※リモコンは別売りです。
上位モデルのSpirit III(69万)と比べると当然クオリティー差はありますが、Scorpioは戦略モデルであり、昨今この価格でこれだけのパフォーマンスは貴重な製品だと感じ、こちらを選択しました。
同社はオーストリアのメーカーで、このモデルを含むすべての製品が欧州で生産されています。残念ながら製造国による質感、音質の違いは少なからずあります。
最近は、メリディアン(UK)、レガ(UK)などのように、すべてのモデルを自国生産するメーカーも増えてきました。
三極(TRIODE)/五極(PENTODE)の切り替えが可能な点もユニークですね。
前回デモした時と、ボリュームカーブが変わっていて、聴感上の駆動力がかなり上がっています。
B&W 805D3と組み合わせて鳴らしても過不足ありません。お勧めの組み合わせです。
独自のインテリジェント・オートフィックス・バイアス (AFB)回路を搭載。電源を立ち上げてから15分から20分経ち安定温度に達してから無信号状態でリアパネルのBias-setupボタンを押すとこの回路が起動し、数分かけて全出力管のバイアスを最適に自動調整します。
保護回路もしっかりしていて、真空管を使ったことが無い人にも扱いやすい製品です。