1980年の創立以来、数多くの画期的な技術を携えたClass Aアンプに物語られるKRELL社の歴史と伝統は今日も最高のパフォーマンスを発揮するアンプを提供し続けています。
多くのオーディオファイルにとってClass A動作こそが最高の増幅手段と考えられてきた一方でその消費電力と発熱により、時代の波から取り残された事も否めません。
新たなデザイン・リーダー“デーブ・グッドマン”（Dave Goodman）を中心としたKRELL開発チームはこの問題に真正面から取り組み、新たなるClass Aアンプの定義を産み出したのです。
7年の時を経て、数々の新技術を携えKRELL パワーアンプがClass Aへと回帰しました。
プリメインアンプ Vanguard 常設展示中
生産完了のため、展示処分中
前作のS-330i/S-550iは中国生産モデルでしたが、他のシリーズ同様、同モデルも米国生産に戻りました。
750VAトロイダル・パワートランスを採用。200W（8Ω）、400W（4Ω）とプリメインアンプとしては十二分な出力を獲得しています。
いわゆるアメリカ的な気持ちの良い鳴りっぷりですが、低域の制動もしっかりとしており、混濁感がありません。 同価格帯のプリメインはもちろん、セパレートアンプと比べてもハイCPモデルです。
プリメインアンプ K-300i
VanguardがAB級に対して、このK-300iはiBiasテクノロジーを搭載したA級仕様、そしてiBiasも、XD 回路を搭載した最新仕様です。
従来と比べて出力回路のインピーダンスを下げており、信号に対しての応答速度が上がっています。
プリメインとは思えない躍動感ある音で鳴らします。
アメリカの製品らしい躍動感に解放感もある気持ち良いサウンドです。
オプションのデジタルボードは、USB入力はDSD128まで対応、イーサネットはUPnPおよびRoon Readyに対応。
そして、MQAフルデコードにも対応しています。HDMI入力も搭載。
プリアンプ Illusion II（Illusion 2）
標準でデジタル入力および、ヘッドフォン入力を装備しています。
入力から出力までの全ての信号経路は、クレル伝統とも言えるフル・コンプリメンタリー、フル・バランス回路で構成。
電流ゲイン回路は全て独自のマルチプル出力カレントミラーで構成され驚異的なオープンループの直線性を獲得しています。
アナログステージ専用の電源には95VAの強大なパワーをもつトロイダルトランスを搭載。
40,000μFのフィルターコンデンサーと相まって、音楽信号のダイナミック・レンジへも瞬時に安定した電源を供給します。
パワーアンプ KSA-i400
最新テクノロジー Sym-Max搭載
同機に初めて搭載される最新テクノロジーが Sym-Max です。
SYM MAXはサーキットパラメータのわずかな調整を加え、2次高調波歪みをほぼ完全に除去する技術です。
型番である ”i” は独自のiバイアスを意味しており、前シリーズよりさらに効率よくクラスA動作を実現することができるようになりました。
XD技術も採用されており、出力インピーダンスを下げることにも実現しています。
フォノイコライザー K-300p
出力段はクレルのお家芸とも言える電流増幅回路、KRELL Current-Mode™によるバランス出力です。
この回路は、従来の電圧モード設計よりも広い帯域幅を持ち、非常に透明感の高い、自然かつ壮大な音質を実現しています。
力感、温度感のある音です。彫が深く、背景の表現が良く分かります。