U-BOYです。
先日、EMTの新製品であるアナログプレーヤーEMT928IIと、カートリッジ2種(JSD Novel GoldおよびJSD Novel Titan)をお借り出来ましたので、試聴レポートします。
アナログプレーヤーEMT 928 II です。
現在、EMT社は、スイスのターレス傘下となっていますので、プレーヤー自体はターレスがベースです。
ターレスは充電中は再生できませんが、EMTは充電しながら再生ができます。
ターレス同様、工作精度はかなり高いです。本体とプラッターの隙間がほとんどありませんので、プラッターを外すのがなかなか大変です。
トーンアームは、従来のEMTと見た目は大きく変わりませんが、工作精度はかなり高くなっています。
触っていて気持ちが良いです。調整もとてもしやすいです。
常設しているフォノイコライザー、EMT128で試聴しました。
EMTのプレーヤーというと、927に代表される大型の製品を連想される方が多いと思います。
コンセプトがかなり異なりますが、仕上げの良さ、機能美を感じるコンパクトな筐体に、音の厚み、躍動感、情報量のバランスと音作りも期待を裏切りません。
プレーヤーの予価は200万を切るくらいになりそうです。
価格が決定しましたら、加筆修正します。
合わせて新製品のカートリッジ2機種をお借りしました。
モデル名 | JSD Novel Titan | JSD Novel Gold |
ボディ | チタニウム、DLCコーティング | 高密度アルミ合金、金メッキ |
カンチレバー | サファイア | サファイア |
コイル | 純銀 | 純金 |
マグネット | アルニコ、金メッキ | アルニコ、金メッキ |
自重 | 13g | 18g |
両社は上位下位の関係ではなく、コンセプトが異なります。
JSD Novel Titanは適度な厚みもありますが、現代的な高解像度系の音です。
JSD Novel Goldは、ゴージャスな音で、多くの方がイメージするEMTサウンドの延長線の音だと思います。
トーンアームはスタティックタイプです。
JSD Novel Goldは自重が18gもあります。ウェイトがかなり後ろの方でギリギリでした。
重量級のウェイトが無いか確認中です。
ユニバーサルタイプは貴重な存在です。
もちろん、シェル一体型やEMT専用タイプも選択できます。
改めてデモしたいと思わせるプレーヤーです。