AUDEL Magika+Plus 試聴レポート

U-BOYです。

AUDEL Magika+Plusをお借りすることができましたので、早速試聴させて頂きました。

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エンクロージャーには、バーチ積層材に新開発されたHPL素材が加わり、複合構造に進化しました。優れた機械的強度を保ち、キャビネット内の定在波の発生を防ぎます。Duelundコンデンサーを実装。従来のMagika MK2から4.5リットル増加し、モダンで高性能なスピーカーとして生まれ変わりました。

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IRS (Internal Ribs System)

建築家のWalter氏が建物の強度を増す為やオーディオルームの音調材として使用されるブレースに着目し、スピーカ内部にリブ加工を施した特許技術IRS(Internal Rib System)を開発。
内部リブがエンクロージャの剛性を飛躍的に高め共振や振動を抑えると同時に内部の定在波の発生を抑制する事により、低音域から高音域に到るまで破綻を招く事の無い優れたトランジェント特性と、プログラムソース本来の音色を損ねることの無い、非常に高音質で高表現力なスピーカーシステムに仕上げられています。

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HPL (High Pressure Laminate)

Audelが独自開発しすべての筐体に採用しているIRS EVO Patent (バーチ積層材)に、新たに開発したHPL (High Pressure Laminate 高圧ラミネート)を加えた複合構造に進化させました。ベースとなる木質繊維をラミネートしたパネルではなく、フェノール樹脂を含浸させたセルロース繊維(紙)の双からなる独自開発した素材です。HPLの密度と粘性は木材よりもはるかに高いため、この黒いスラブ(厚板)の存在により、振動の伝達に対するより高い体制が保証されます。
バーチ積層材+独自開発したHPL素材により、従来のウッドキャビネットでは実現できなかった早い振動減衰特性にて高SN比を得ています。

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実際に音を聞いてみると、音楽の楽しさとオーディオ的な表現力のきめ細かさを併せ持つ非常にバランスのとれたスピーカーであるという印象です。このサイズ感のわりにスケール感も出ており、音数の多いソースが来た場合でも、その美味しいエッセンスだけを丁寧に表現してくれます。スピードの速いソースが来た場合でも遅れや膨らむ印象はまったくなく、かと言ってドライになりすぎず適度に温度感をもって、その音楽の楽しさをありありと伝えくれます。この見た目に反して、全体的な情報量や定位感は、非常に優れておりブックシェルフスピーカーの一つの完成形と言っても良いかもしれません。

ご興味を持たれた方は、是非当店にお問い合わせください。

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