U-BOYです。
Luminのネットワークトランスポート、U2をお借りしたのでレポートします。

Lumin U2とは
U2は、香港のLUMINが開発したネットワークトランスポートです。同社のU1、U1 miniの後継機であり、コンパクトな筐体に先進的な技術を凝縮しています。
主な特徴
洗練された操作性と安定した動作
LuminアプリはOpenHome対応アプリの中でも、Linnと並び最も洗練された使いやすさを誇ります。
この使いやすいアプリは、Lumin製品はもちろん、他社のOpenHome対応機器の操作にも使えますが、近年はソフトウェアも囲い込む傾向があり、一部の機器では機能が制限され、思うように使用できない場合があります。
U2は当然、Luminアプリの恩恵を100%受けられ、使いやすさが担保されています。
使いやすいアプリを開発しているLuminだからこそ、U2のハードウェアも直感的で使いやすい設計です。アプリからファームウェアのアップデートやデジタル出力の設定も簡単に行え、常に最適な状態で使用できます。
動作が安定しているので、ストレスなく音楽を楽しめます。音質はもちろん重要ですが、日常的な使いやすさもU2の大きな魅力です。
豊富なデジタル出力と高い拡張性

U2はトランスポート仕様なので、USB出力はもちろん、AES-EBU、同軸デジタルなど豊富なデジタル出力を備えています。
これにより、お手持ちのDACと組み合わせてネットワークプレーヤーとして使用できます。
ChordのDAVEのようなUSB DACだけでなく、一昔前のUSB入力がないDAC(例えばWeissのMEDEAやdCSのElgarなど)に追加することで、最新のネットワークオーディオ環境を構築可能です。

た、お手持ちのDACが96kまでしか対応していない場合など、DACの対応周波数に合わせて、U2側でダウン(アップ)コンバートも可能です。DSDも含め、各周波数ごとに出力サンプリング周波数の設定ができます。
多彩な音楽ソースに対応
Roonに公式対応しており、Roon環境をお使いの方もスムーズに導入できます。
また、今話題のハイレゾストリーミングサービスQobuzにも対応し、Qobuz Connectで簡単に再生できる点も特筆すべきです。さらに、外付けUSB-HDDを接続すれば、NASを使わずにファイル再生も可能です。
音質向上への貢献
U2は単なるネットワークトランスポートに留まらず、その導入によって音質向上も期待できます。
また、イーサネット入力を持つネットワークプレーヤーでも、U2を経由し、USBまたはAES-EBUなどで接続することで、音質の向上も期待できます。
店頭では、Mola MolaのTambaqui DAC で直接イーサネット接続(Roon)と、Lumin U2を経由したUSB接続とで比較してみました。
大きな差ではないものの、U2経由の方がキメが細かく繊細な表現に長けており、好ましい結果となりました。
U2以外のLumin製品についてもお気軽にご相談ください。
