U-BOYです。
dCSの新製品「 LINA DAC X 」を代理店のご厚意により試聴させて頂きました。なかなかお借りする機会がなく、今回ようやくお借りすることができましたのでレビューを行いたいと思います。

3筐体式のヘッドホン再生システムとして考案された「LINA」シリーズの中から、ネットワーク再生を担う「LINA NETWORK DAC」の機能はそのままに、ボリュームコントロール機能を追加し、“フルサイズ” モデルとして誕生しました。

「LINA DAC X」には同社独自のDAコンバーターアーキテクチャー「5bit Ring DAC」など、最新のデジタル・プロセッシング・プラットフォームが搭載。ネットワーク機能としてはTIDAL、Qobuz、Spotify、QQ Musicなどのストリーミング再生や、UPnPによるローカル再生にも対応。iOSもしくはAndroidにて利用できる専用の「dCS Mosaic」アプリから操作できます。またAirPlay2やRoon Readyにも対応しいるとのことでした。

デジタル入力は、上位機に劣らずAES/EBU(XLR)が2系統、S/PDIFがBNCとRCAで各1系統、TOSLINKが1系統のほか、USB typeBも搭載。またストレージを接続できるUSB typeA端子、ワードクロックを入力できるBNC端子2系統を搭載しています。アナログ出力はヘッドフォンアウトこそないもののRCAならびにXLRを各1系統ずつあります。

ボリュームコントロール機能が搭載されたことで、フロントパネルに大型のボリュームコントロールを搭載。パワーアンプのほか、アクティブスピーカーと接続しての再生も可能となっています。
さらに、最新フラグシップDAコンバーター「Varèse」の技術を応用して、クリーンな信号経路方式(継ぎ目のないフレックスリジッド基板)を実現しています。無垢のアルミニウムビレットからCNC削り出しされたシャーシを採用し、放熱効果を高めるとともにEMIやRFの影響から回路を保護し、共振にも強い設計となっているとのことでした。
実際に音を聞いてみると上位機のBartók APEX DAC に非常に肉薄する完成度であると感じました。表現はまろやかでしなやかな部分があり、dCSの特有の表現は生かされています。情報量や空間表現も必要十分であり、この価格帯でこの機種をだしてきたところに、dCSの本気度が伺えます。もちろんBartók APEX DACと比較してしまえばBartókの方が細かなダイナミックレンジの表現、情報量の部分等で上回る部分はあります。ただ、価格を考えてしまうと非常に満足度の高い製品でありますし、インターフェイス部分も改善され使いやすくなっていますので、ネットワークオーディオ初めての方には、ぜひ一度体験してほしい商品です。
ご興味のある方は是非当店までお問合せください。

