U-BOYです。
MSBの最新モデル、Discrete DACを期間限定でデモしております。
150-200万の価格帯は、当店で常設しているMerging – NADACやCHORD – DAVEの他、Weiss – DAC502にdCS – Bartokなど注目商品が多い今一番熱いゾーンです。
今回デモするMSBもこの価格帯の製品です。
MSBの最大の特徴は多くのDACチップが採用するΔΣ(デルタ・シグマ)方式ではなく、独自のディスクリート・サインマグニチュード・ラダーDACを採用しています。
現在のトレンドである、高解像度ワイドレンジのすっきりしたサウンドと比べると、音の濃さやエネルギー感のある方向性です。
また、スペックとしては現実的なフォーマットは全て網羅。
DSD256およびMQAまで対応しています。
オプションボードでUSB入力、イーサネットボードもございますので、用途に合わせた拡張も可能です。
デモ機はUSBとイーサネットボードの両方が装着されていますので、店頭では幾つかの方法で実験してみました。
イーサネットボードの使用例
Discrete DACをネットワークプレーヤーとして使用
ネットワークプレーヤーの場合、操作性として大きく分けるとOpenHomeに対応したものとそうでないものがございます。
Discrete DACはOpneHomeのアプリであるLinn KazooとLuminのアプリで操作可能でしたが、ストリーミングサービスのTidalやQobuzの操作はできませんでした。厳密にはOpenHome対応モデルではありません。
対応モデルの場合は画像赤枠囲った部分にストリーミングサービスのアイコンが表示されます。
海外の多くのネットワークプレーヤーはOpneHomeに対して積極的ではないものが多く、アプリとしてはmconnectがスタンダードになっています。mconnectを使用すれば、ストリーミングサービスのご利用も可能です。
また、日本製のアプリ、FidataはOpneHome対応、非対応機どちらでも操作できますので便利です。
(こちらはストリーミングサービスには対応していません。)
Discrete DACをRoon Readyとして使用
Discrete DACはイーサネットケーブル経由でRoon Readyとして再生可能です。
Roon CoreはNADAC Player内蔵の物を使用しています。
DSD256およびMQAも問題無く再生できました。
圧倒的な差があるわけではありませんが、当店の環境ではこの再生方法が一番好ましく感じました。
鮮度感や空間の広がりもネットワークプレーヤーとして使うよりも向上しました。
USB入力の使用例
オーディオ用NAS、DELAからUSBで直結する方法と、ESOTERICのネットワークトランスポートN-03Tを使っても比較してみました。
USB入力はDoPだとDSD128までの対応となります。
マーカーレス再生できるDELA直結だとDSD256の再生を行うことができました。
N-03Tは現時点ではDoP出力のみのため、DSD128までの再生です。
ROONからUSBで繋いだ場合は、ROON側の設定でDSDをネイティブで出力が可能です。この場合はDSD256の再生が可能です。
このようにDiscrete DACは多様な再生方法に対応しています。
お客様のPCのスキル、使い方など用途に合わせた使い方も提案させて頂きます。