U-BOYです。
話題の電源ケーブル、VAN GOGH POWERを試聴させていだきました。
Crystal Connectに社名変更後一作目のARTシリーズの真ん中のモデルであるVAN GOGHシリーズのパワーケーブルをお借りすることができましたので、早速試聴させていただきました。
ARTシリーズは、MONOCRYSTALシリーズで培われたiCSをさらに次のレベルへと引き上げます。
銀であれ銅であれ、いわゆる”長結晶”導体でも、特定の長さのケーブル内の個別の結晶の数と、それらの間のバリアを最小限に抑えるだけです。iCSの優れた技術はそれらのバリアをすべて取り除くことができます。
iCSによって信号導体の数を減らし、音質のディストーションと静電容量を減少させることが可能となり、インターコネクトケーブルにアシンメトリックグラウンドの低ノイズの利点を取り入れることができました。
これにより、スピーカーケーブルとパワーケーブルには全く新しいクロスバランス構造を採用することが可能となりました。
これはArt Series全体のトポロジーに革新をもたらし、聴感上だけでなく、測定上にも違いが現れています。より豊かにディティール聴くことができ、定位が定まります。ピッチとパターンを保持し、音楽パフォーマンスを前例のないレベルまで引き上げています。
実際に試聴をしてみますと独特の濃厚でリッチなサウンドの中にはっきりとした定位感と優れた情報量が展開し、一瞬にして独自の世界観を展開します。
細部の緻密さ、高域の美しさは、本ケーブルならでは、と言っても過言ではありません。
決して安いとは、いいがたいケーブルですが、これを外してしまうと何かを失ってしまったような印象を与えるぐらい、インパクトの強いケーブルです。
このグレードの上にさらにda Vinciシリーズがいますので、それはどんな音がするのだろうと非常に期待しています。Crystal Connect社の奥深さ、そして技術力の高さをさらに痛感した思いです。