U-BOYです。
少し前になりますが、エディスクリエーションのFiber Box 2 JPSMとSilent Switch OCXO JPSMを同時にデモしましたのでレポートします。
現在はSilent Switch OCXO JPSMを常設展示しています。
同ブランドが日本に上陸した際にご縁があってプロトバージョンを試聴させていただきました。
その時は、日本用の100V電源では無かったと思いますが、今まで聴いた色々なスイッチングハブの中でもかなり良い印象を受けました。各メーカーそれぞれの個性はありますが、正統派な音作りであり、音の品位がかなり高いという印象を持ちました。
当店でもFiber Box 2 JPSMとSilent Switch OCXO JPSMは多くのご注文をいただいており、すでに納品もしていますが、まだ噂だけで聴いたことが無い人も多くいると思います。
過去にもいろいろなオーディオ用スイッチを試聴する機会はありましたが、決定打にかけるものが多く、自信をもって勧めにくい印象がありました。
まず、当店でも常設しているSilent Switch OCXO JPSMを紹介します。
Silent Switch OCXO JPSMの主な特徴
日本の100V環境に合わせたリニア電源
高品位なOCXOクロックを採用
入力ごとにグランドの接地/切り離しが可能なスイッチを搭載
良い電源と良いクロックという基本を押さえた上で、演出の少ないまっとうな音作りのスイッチであること、グランドの切り離しができることで、ケーブル側のUTP/STPを気にする必要がないという点でど誰にでもお勧めできるスイッチです。
オーディオグレードのスイッチを使用されていない方にはまず最初にSilent Switch OCXO JPSMをお勧めしますが、既に他社のオーディオグレードのスイッチを使っている人には、次に紹介するFiber Box 2 JPSMをお勧めいたします。
Fiber Box 2 JPSMは一見すると何をする機器か分かりにくいかもしれません。入出力共に1系統です。
これは、通常のイーサネットケーブルで繋ぎ、内部で光変換するための装置です。
昨今SFP端子を搭載した機器、光メディアコンバーターを使った光変換がもてはやされるようになりました。
これらのメリットは光変換によるグランドの切断があると思います。また光ケーブルは一般のイーサネットケーブルと比べて長距離の引き回しに強い特徴があります。
ただ、数mの短い距離の接続においては、SFPを使うメリットがあまり感じないというよりもデメリットも目立つ印象があり、当店ではSFP接続を積極的お勧めはしておりませんでした。
光メディアコンバーター自体から発するノイズ、メディアコンバーターの外部電源の選定など音が変化する要素が多すぎる問題もあります。
Fiber Box 2 JPSMは1つの機器でこれらのデメリットも解決していることと、音質も一聴してトゲトゲしさのない滑らかな質感、空間の広さを感じることができます。
メーカーは、オーディオグレードスイッチとルーターの間への接続を勧めていますが、ネットワークプレーヤーが1台の場合は、メインのプレーヤーとスイッチの間に入れる方が効果が大きいように感じます。
Silent Switch OCXO JPSMとFiber Box 2 JPSMの2台を組み合わせることで最良のネットワーク環境が構築できます。
既にある程度のオーディオ用スイッチを使用している場合は、先にFiber Box 2 JPSMの追加を、これからネットワーク再生に着手したいという方にはSilent Switch OCXO JPSMの導入をお勧めしております。
Silent Switch OCXO JPSM
Fiber Box 2 JPSM