Krell フォノイコライザー K-300p 試聴レポート

Krellから久しぶりのフォノイコライザーの登場です。
K-300p 定価145万円(税別)予定です。

短期デモ中です。

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他のラインナップ同様、写真のブラックのほか、シルバーも選択可能です。
MCとMMが各1系統、フロント右側のボタンで切り替えできます。正面左側には、位相切り替えと、サブソニックフィルターのボタンを配置。

イコライザーカーブはRIAA固定ですが、位相切り替えができるのは有難いですね。

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低インピーダンスのカートリッジにも余裕をもって対応します

インピーダンス、ゲインの設定は背面のディップスイッチにて。電源投入時にMC/MMどちらの入力にするか設定も可能です。

出力段はクレルのお家芸とも言える電流増幅回路、KRELL Current-Mode™によるバランス出力です。
この回路は、従来の電圧モード設計よりも広い帯域幅を持ち、非常に透明感の高い、自然かつ壮大な音質を実現しています。

試聴は当店のリファレンスであるLyraのKelosを使いました。
インピーダンスは100Ω、ゲイン62dBとしました。

近年のKrell製品同様、力感、温度感のある音です。
ノイズレベルは昨今のイコライザーとしては標準的なレベルだと思いますが、彫が深く、背景の表現が良く分かります。

ご興味のある方はお気軽にご相談ください。

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