代理店よりフランス、トリノフオーディオのルーム/スピーカーオプチマイザー機能付きのデジタルプリアンプAmethystをお借りしました。
ST2にプリアンプ機能、クロック入出力などを追加したモデルです。
他社のイコライザーとの大きな違いは時間特性の補正を行うことです。いわゆる位相特性ですね。
専用の3Dマイクで測定すると、自動で5つのパターンを作ってくれます。
時間軸特性重視のプレシジョンモードでは、音像の揺らぎが無くなり、いわゆる3次元的な世界がより明確になります。
左右スピーカー間の周波数特性を整えるナチュラル、周波数特性をフラットに近づけるモニターなど、5つのモードがございます。
また、補正をどこまで適用するか、4パターンから選択できます。標準では、周波数特性、位相特性両方に補正を掛けます。その他、周波数特性のみ、低域のみ、低域&左右スピーカー特性の平均化の4つです。
個性的なスピーカーを使っている場合は、低域側だけ補正を掛けるなど、用途に応じて色々な使い方が出来ます。
一度測定すれば、上記の各モードは簡単に切り替えが可能です。