代理店のご厚意で、新ブランドATLAS CABLE製品「Arran」シリーズを中心にいち早く当店のシステムにて試聴をさせて頂きました。
ATLAS CABLEはスコットランドで25年間、ケーブルの設計と製造に携わってきたようです。以前、別の代理店経由で日本市場には入っていたようですが、その時は試聴することができませんでしたので、今回はどんな音がするか楽しみですし、実際、どんな特徴があるのか非常に興味を持ちました。

今回は、数種お借りすることができたのですが「Arran Ultra L RCA」と「EOS Superior2.5em」を中心に試聴させて頂きました。下位機種との比較や他社ケーブルと比較してどんな感じかも含めて書いてみたいと思います。

Arran Ultra L RCAは、真の「妥協のない」設計として作成された、同社の最高級 OCC 銅インターコネクトケーブルです。Arranは、OCC(Ohno Continuous Casting)プロセスを用いて製造された最高品質の「6N」(純度99.99997%)伸長結晶銅を使用し、信号がより高速でクリーンかつダイレクトな経路を辿ることを保証します。このケーブルは、7本目の中心コアを囲む6本のOCC単線からなる2本の導体で構成され、マイクロポーラスPTFE誘電体で張力をかけられています。
銅シールド編組による高度な連続シールドにより、RF干渉とノイズ耐性が最小限に抑えられます。Ultra Lプラグ内部の独自の3Dプリントライナーにより、コネクタ自体の影響を極めて低いレベルにまで低減します。このケーブルには、当社の精密 dd (デュアル ドレイン) システムも組み込まれており、対称的な 2 つのドレイン ワイヤがスクリーンをケーブル リターン/プラグ インターフェイスに接続することで、精密に配置されたスクリーンを歪ませたり、ねじったり、機械的なストレスを与えたりすることなくケーブルを終端できます。また、Atlas の Grun Coherent アース システム (Grun リードとスペード アダプタが付属) も組み込まれています。

Eos Superior 2.5em 電源ケーブルは、当社の電源ケーブル設計の専門知識の頂点を極めたもので、低接触抵抗、高電流能力、そして申し分のないノイズフリーの性能を誇ります。高純度・大電流容量の2.5mm² OFC導体は、歪みのないデュアルドレインシールドシステムを備えた多層カーボンロード/OFCシールド構造で覆われています。電気設計だけでなく、不要な振動による悪影響にも細心の注意を払っています。導体、それを囲む高効率誘電体、そして接続端子自体が、的確にターゲットを絞ったダンピング効果を発揮します。

実際に試聴をしてみますと非常に静かで、重心が下がり、落ち着いた表現になる印象です。特に大編成の楽曲ではダイナミックレンジが広がったのかな錯覚してしまうほど素晴らしいです。だからといって軽やかさが無いわけでは無く、スピード感を伴っての厚みのある表現は、唯一無二であると感じました。特に上位になればなるほど、その傾向はましていき、背景は、より静かに、表現はより重厚で緻密になる印象です。他社のケーブルと比較しても基本性能は決して引けをとらず、なおかつATLAS CABLEでしか出せない世界観があり非常に魅力的であり完成度の高いケーブルだなと感じました。
ご興味を持たれて方は是非当店にお問い合わせください。


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