U-BOYです。
展示品のCHプレシジョンD1をアップデートしました。
今回のアップデートは、D1およびC1の入出力ボードを刷新するものです。
白い四角で囲った場所が、新しくなったボードです。
それに伴い、専用のCHリンクも新しくなります。
同社はこれまで定期的なソフトウェアのアップデートにより、機能、音質および動作の安定化を図ってきました。
しかし、従来のボードでは容量的にファーム書き換えに限界があり、新規のHDボードに採用される新しいFPGAでしか今後のアップデートは受けられなくなるものが出てくるそうです。
具体的にはMQAデコードの対応や、新しいデジタルフィルターなどへの対応です。
既にC1では新しいデジタルフィルターが取り入れられています。
新開発のスプライン補間デジタルフィルター機能は、従来のフィルターと比べると、きわめてアナログ波形に近い滑らかな音質になります。
スプライン補間自体は、従来からある技術の1つだと思いますが、CH流でどの位、音質的向上があるのか非常に楽しみです。
MQAの対応は今後のバージョンアップ待ちです。
さて、D1単体だと、スプライン補間やMQAに現状対応していませんので、実際のところ、現時点では微妙なアップデートだと思います。
今回、新規ボードへの換装に伴い、ファームウェアも最新の5.0へとアップデートしております。
D1のみお使いのお客様は、次回以降のファームウェア更新の内容を見てからアップデートの検討をされても良いと思います。
C1をお使いの方は是非、アップデートをお勧めいたします。
D1&C1をお使いの方は、専用ケーブルも含めてアップデートを推奨します。
MQAへの対応など、新しいアップデートが行われた際は、改めてお知らせいたします。
最後に、メーカー公式のアップデート内容もご覧ください。PDFです。
https://www.zephyrn.com//data/pdf/201806_CH_HD.pdf