U-BOYです。
代理店のご厚意で、CHORDの新製品、ステレオパワーアンプのUltima5およびUltima6をお借りしました。
1週間程度デモの予定です。
写真のように横に2台並べて設置するとモノラルパワーアンプのようですね。
実際に外観は全く同じですので、外からの違いはありません。
特徴的なな天板の丸い顔からわずかに見える数字が商品のモデル名を示しています。
Ultima5と6の違いは使用されているMOSFETデバイスの数の違い=出力の違いです。
上位モデルのUltima5が32個のMOSFETを使用300W(8Ω)に対して、Ultima6は半分の16個、180W(8Ω)です。
YG Acoustics VantageとMagicoの新製品A5で鳴らしてみました。
Ultima6でも十二分な駆動力があり、40畳ある当店の試聴室でも力不足は感じません。
高品位なスイッチング電源を搭載していることで、キビキビとした反応の良さ、躍動感のある元気な音というのが第一印象です。
超ワイドレンジというよりは、現実的な美味しい帯域を気持ちよくならすようなイメージしょうか。
Ultima5に替えてみえると、駆動力が上がることに加えて、よりスケールの大きい朗々とした鳴り方に変わります。
5と6で比較すると、予算的に許されるのであれば当然5をお勧めしますが、Ultima6でも一般的な家庭で、駆動力が不足するような組み合わせは殆ど無いと思います。
背面です。
電源のインレットは20A仕様です。
RCA/XLRは刺した方を自動で認識します。
今回繋いだYG Acoustics、Magicoはアンプの性能がはっきりと分かってしまうタイプのスピーカーですが、十分な基本性能の高さを確認できました。
特にMAGICO A5との組み合わせは、両社が狙っているレンジ感、美味しい帯域がうまくはまって素晴らしい出音でした。
100万-200万クラスのパワーアンプは国内メーカーが主戦場で、大型重量級のモデルが多いですが、22kgと比較的軽量で、サイズもコンパクト、そしてこの駆動力と音質であれば、これから注目されるパワーアンプになると思います。