U-BOYです。
米Playback DesignsのMerlot DACをお借りしました。今週末までデモ予定です。
サイズは一般のコンポーネントよりも小ぶりです。当店で扱っていたモデルと比較すると、リンデマンのMusicbookシリーズや、EXOGALなどに近い印象です。
天板は独特の造形で光の当たり具合で色々な表情を見せます。
同社の製品は全て既製のDACチップを使わずに、オリジナルのFPGAを使用しています。受けた信号は全てDSDに変換されます。
この方式を採用するメーカーの多くは、滑らかで空間の響き、余韻が上手な製品が多いと感じます。
今回のMerlot DACも同じ印象です。また、小ぶりなサイズですが、濃い口のしっかりとした音が出ます。
上位モデルのMPD3と記憶の中の比較では、力感は劣りますが、滑らかな品の良さはMerlot DACの方が優れているような印象を受けました。
USBでの対応信号は、PCMが384K、DSDがDSD256です。ただし、DSD256はASIOのみ。
当店ではMACとLINUX使いですので、DSD128までの信号でデモしています。
比較対象としては、CHORDのDAVEや、当店でも使用中のMerging NADACでしょうか。
付帯音の無さ、解像度の高さでは屈指のNADACに対して、滑らかさや品の良さ、音楽的に聴かせるMerlot DAC、DAVEがちょうどその中間という印象です。