Marten MINGUS ORCHESTRA Statement Editionを試聴しました

U-BOYです。

今話題のMARTEN、MINGUS ORCHESTRA Statement Editionを試聴させていただきました。

「MINGUS ORCHESTRA」は、今やMARTENスピーカーの代名詞とも言えるAccuton製のCELLコンセプトドライバーを、すべてのドライバーユニットに採用した超高性能4ウェイフロア型スピーカーシステムです。

ダイヤモンドコーン(高域:1×20mm、1×50mm)
ピュアダイヤモンドは、スピーカーメンブレンの究極の素材です。 高周波数帯域で使用され、その重量に対する剛性とスピードは卓越しています。また、ダイヤモンドは、最高の熱伝導でもあります。

これは、スピーカーメンブレンにとって不可欠な要素であり、ボイスコイルに最適なヒートシンクを提供できるため、ハイパワーハンドリングと極めて低い圧縮を両立しています。

MARTEN の技術力の特徴であるダイヤモンドユニットを使っても”ダイヤモンド臭さが全く無い”、そして非常に自然で、音楽の良い部分しか残さない、わかってはいたのですが、今回のこのユニットで改めて認識し驚かされました。

ベースドライバー(低域:4×20cm、4×25cm/パッシブ)
アルミニウムハニカムサンドイッチ構造のベースドライバーユニットは、ロングストロークで極めて低歪みという特徴があり、力強いプレゼンテーションと豊かでダイナミックな低音再生を実現します。

また、キャビネットにおいても、スウェーデンの地元職人によるハンドメイドであり、最適な剛性を持つ厳選された中密度ファイバーボードを採用し、極めて高品質で共鳴のないキャビネットを実現しています。

キャビネットの形状と大きさは各ドライバーからの反射に対処するために慎重に検討されており、低共振と回析制御を考慮しています。外観はベニヤとラッカー塗装で仕上げられており、ラッカーは精密に7層で構成され各層は乾燥の間に手作業で研磨されるという手の入れようです。

実際に製品を試聴してみると、空間表現の精密さ、定位の性格は、さることながら、一つ一つの表現が非情に丁寧でリッチであることに驚かされます。

後ろにパッシブウーファーを4基も積んでいるとは思えない非常にスピード感を持たせながら、なおかつドライになりすぎず、低域に程よい量感も持たせている部分は非常に驚異的で、一つの究極系に近いと言っても良いと思います。

こういった大型エンクロージャーで多数のユニットを持っているスピーカーは、大味になりがちであったり指向性が強すぎたりして、個人的には苦手なのですが、このスピーカーは、まったくそれを感じさせません。低域の量感とスピード感、空間表現の広さと音像定位の表現力、相矛盾するこれらの事象を、ここまで高度に整合性をとってくるとは、MARTEN 社の技術力の高さに非常に驚かされました。

https://www.u-audio.com/shopdetail/000000007963/

ご興味を持たれた方は、ぜひ当店にお問い合わせください。

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