U-BOYです。
Mark Levinson No5000シリーズ初のターンテーブルNo5105を常設展示致しました。
デザインは非常にコンパクトな中にしっかりしたベースの重量感があり非常に高級感を感じさせてくれます。
フロントには回転スピード切り替えと電源操作のためのコントロールパネルを設置しており。ガラスとアルミニウムの構成により一目で、No5000シリーズとわかる統一されたデザインにうまく落とし込まれています。
プラッター部には、裏面に共鳴吸収材によるダンピング処理が施されたビーズブラスト仕上げの6.35kgソリッドアルミニウムを採用。
センタースピンドルの軸受けにはメンテナンスフリーのシンターブッシュ、ベアリングを採用し、潤滑剤と複合素材で構成されたオイルフリーのベアリングボトムを使用。スピンドルシャフトには精密研磨された硬化鋼を採用しています。
ベース部は、50mm厚のアルミニウムブロックから精密に一体切削加工されており、ブラックアノダイズド処理を施し、さらに上質なヘアライン仕上げが施されています。ベースを支える脚部には、ラバーアイソレートされたアルミ切削加工の3本の脚による3点支持構造を採用しています。
モーター部には、シングルベルト駆動方式を採用したシンクロナス・フルデジタル・モーターを採用。
駆動部には、33/45回転対応の12Vシンクロナス・フルデジタル・モーターを搭載。シンプルなシングルプーリーと、モーターからの不要な振動伝達を抑えながらプラッターへ確実に駆動力を伝える四角断面のドライブベルトを使ったシングルベルト駆動方式を採用しています。
モーターを駆動する出力信号は、温度ドリフトをほぼゼロに抑えることで速度の安定性と低いワウ/フラッター値を保証します。
トーンアーム部は、高精度ベアリングを採用したジンバルサポート方式スタティックバランス型のトーンアームを装備。
軸受けにはアームの滑らかな動きと遊びの無い高精度な支持のためにプリロード負荷型ベアリングを採用しています。
アームは、10インチ(254mm)長のカスタムメイドのストレート型で、グロスブラック仕上げのカーボンファイバー素材を使用しており、オリジナルデザインのアルミニウム製のヘッドシェルを採用しています。
本体背面もスッキリしておりRCA出力端子も装備されているため、配線もしやすい構造になっています。
実際の音はというと、このシンプルな筐体からは想像できない芯のある音を奏でてくれます。
帯域は、欲張りすぎず美味しいところを素直に出してくれる印象ですが、物足りないところもなく アルミニウムブロックからの一体切削加工 されたベースが、効いている印象を受けます。
どちらかというとレンジの広いハイスピードなカートリッジよりは、中低域に厚みを持たせられるカートリッジと組み合わせたほうが、より旨味を感じられると思いますが、価格帯を考えるとコストパフォーマンスは、非常に高いと思います。また本機は、セッティングも簡単なため、特にアナログ初心者の方に一度は、試して頂きたい逸品です。
当店で、常設展示致しましたので、ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。