U-BOYです。
audioquestの新製品、Pegasus XLRケーブルを試聴しました。
過去、Mythical シリーズ、特にDragon は、その音においても価格においても驚かされた記憶があるのですが、やっと手の出しやすいエントリークラスが発表されました。
audioquest社といえば、その独自研究からなるハイテク技術と素材を巧みに利用して独特の世界観を表現するので有名ですが、特にMythicalシリーズから採用された、ZEROテクノロジーは非常に興味深いです。 ZEROテクノロジー は、ケーブルの高信号導体と低信号導体の間の静電場を排除することで、線形 (一貫したオクターブからオクターブ) の無線周波数 (RF) ノイズ放散と圧縮されていないトランジェントを可能にします。 ZERO-Tech の信号導体間の完全な分離を維持するために、本ケーブルにおいても上位Dragon XLR ケーブル用の Dual-72v DBS パックが採用されています。 使用されるプラグにおいても妥協がなく、上位Dragon XLR ケーブル用に開発された、HANGING-SILVER OVER RED-COPPER プラグが採用されています。 AudioQuest の最高級プラグであり、純粋な赤銅の上に直接、優れたハンギング シルバー (タンブルされていない) を備えています。
実際に音を聞いてみると、上位シリーズの明るくはっきりした音作りを踏まえたうえで、非常に実体感があります。
あまりケーブル自体のクセを前面に出さず、モニターライクな印象ですので、上位クラスよりも楽曲の得意不得意が少なく、どんな楽曲にも、どんなシステムにも使いやすいと思います。
空間性の表現は、非常に広いといった印象はないのですが、必要にして十分であり、オーディオ的な快楽ではなく、実際の演奏現場での印象を重視しているイメージです。
S/Nも上位グレードに匹敵しますが、そこにアクセントを置かず、エッセンスのみにとどめ音楽を聴くことに重きを置いてほしいといっているよう感じられました。
上位シリーズの部材を使い、オーディオ的な快楽とリアリティーの良いとこどりをしておりバランス感覚に優れたケーブルです。
ご興味をもたれた方は、ぜひお問い合わせください。