Ayreから待望の新製品が登場です。
QX-5 Twentyは最新のESS9038Proを搭載。
USB入力の他、イーサネット入力、2系統のAES/EBU、3系統のS/PDIF(同軸)、さらに3系統のトスリンクの計10系統。
イーサネット入力は従来のUPnPと、Roonに対応したRoon Ready機能を搭載。
昨今のデジタルソースを網羅しています。
店頭ではまだRoonの再生環境を用意しておりませんので、USB-DACとUPnPにて検証してみました。
紹介が遅れていますが、NASはDELAの新型(N1A/2)を使用しています。こちらも後ほど紹介します!
当店の環境では、UPnPの方がゲインが高く太い音ですが、比較すると音がほぐれずに、細部の表現力はUSBに劣る印象でした。
UPnPのクライアントソフトはmconnectを使ってみました。最近はこのソフトを推奨するハードメーカーが増えた気がします。
USB接続は、DELAからの直結モードではなく、別のPCを介して行いました。
USBのほうがSNが高く細部の表現力が高い傾向です。
QX-5 Twentyの定価は128万(税別)です。
直近のQB9 DSDはクッキリ系で強い音でしたが、このQX-5 Twentyはもっと落ち着いたしなやかな方向に変わりました。
空間は広く、特に奥行き方向に展開するイメージを受けました。強弱の弱音を丁寧に拾い上げるような音です。独自のデジタルフィルタリング処理が上手く効いている印象です。