VENTO新型ハイブリッド拡散パネル DAP180を試聴しました。

メーカーのご厚意で、VENTO新型ハイブリッド拡散パネル「DAP180」をいち早く当店の環境にて試聴をさせて頂きました。

DAPシリーズは、エスカートがオーディオルーム製作時に採用してきた部屋の正面拡散パネルを、約15年ぶりに新技術と長年培ったノウハウなどを全て注ぎ込んだ究極のハイブリッド拡散パネル(拡散+吸音)になります。

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メインの材質には、音質にこだわったタモ材を使用しており硬い素材で加工に手間がかかるものの、他のパネル材料などとの音のバランスを考慮し採用ているとのことでした。サイズは180cmと120cmの2種類、本体はワトコ製オイルステイン仕上げが採用されており、上品な仕上がりに感じられます。カーラーバリエーションも多彩で、ダークウォールナット・ナチュラル・ホワイト・マホガニーの4色から選択できお部屋に合わせやすいと思います。

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基本構造としてエスカートの音響パネルで採用しているハイブリッド拡散構造を採用しています。
パネル正面の計算された奥行きと巾のコートロールフィンで一次音を拡散し、次に今回新採用の3次元特殊メッシュにより2段階目の緻密な拡散を行い反射音をバランス良く拡散減衰させ、最後に吸音素材で残音を処理する3段階による調音構造となっているようです。

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今回は180cmのモデルを試聴させて頂いたのですが、まず感じるのは空間の情報が整理されて、中心のエネルギー感が増す印象でした。当店は、オフィスビルのため試聴環境があまり良いとは言えず、特に天井にエネルギーが吸われがちでした。ですのでDAP180を設置するまでは、空間表現がふわっとしがちであり、中抜け気味でしたので、そこを何とかカバーするようにセッティングせざる負えなかったのですが、DAP180を設置すると明らかにその部分が改善し、スピーカーセッティングの自由度も上がった印象です。今回1台のみお借りしておりますが、複数台使用した場合どうなってしまうのか興味津々です。

ご興味を持たれた方は、是非当店にお問い合わせください。

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