U-BOYです。
MARTEN新製品、MINGUS SEPTET Statement Edition を試聴しました。
前回のMINGUS QUINTET 2 Statement Editionに引き続き、今回は、 MINGUS SEPTETをお借りすることができました。
前回よりもかなり大型のシステムであり特徴的な印象でしたので、非常に興味深く試聴させて頂きました。
前回の記事は下記をご参照ください
Mingus Septetは、7つのドライバーを誇る重量級4ウェイ・スピーカーになります。ピュアダイヤモンドツイーターと新開発のベリリウム・ミッドレンジ・ドライバーが、あらゆるディテールを明瞭且つ正確にとらえます。
2基のアクティブ・ドライバーと2基のパッシブ・ベース・ドライバーが深くふくよかでコントロールされた低音域を再生するのが特徴です。
MINGUS QUINTET 2が、コンパクトにスピード感をもって再生してくれるのに対して、MINGUS SEPTETはさらにそこに広がり感や解放感を表現してくれます。
雄大さはあるのですが、そこに”もたつき感”がなくスピード感をもって爽快に表現してくれるので、気をつけないと音量をどこまでも上げてしまいたくなります。また音量を上げたときも”煩さ”や”雑な表現”・嫌な感じが全くないので、非常に自然で、なおかつ丁寧な演奏再現です。
ベースドライバーの採用方法が非常に興味深く、ドライバー自体は、軽量かつ高い強度を持つアルミニウムハニカムサンドウィッチ構造を採用し、振動板外周部からは機械的なサスペンション(エッジ)を排除しておリ、優れた直線性とピストン運動能力を発揮しています。
それをアクティブとパッシブで別々に運用することでノンストレスな解放感と、非常に自然で、なおかつ丁寧な演奏再現の土台を構築してくれている印象があり、これが二律背反する難しい表現を高度に両立させてくれている要因のひとつなのではないかなと感じました。
MARTEN社の技術力の高さを改めて感じました。
MINGUS QUINTET 2よりもさらに高度にバランスのとれた素晴らしい出来のスピーカーです。
ご興味をもたれた方は、ぜひお問い合わせください。