MSB Select TRANSPORTを試聴いたしました。

U-Boyです。

世界最高峰、MSB Select TRANSPORTをお借りしています。

SelectDACとSelectTRANSPORTをセットでお借りしました。
滅多に聴けない組み合わせですし、初めての純正組み合わせでの試聴でしたが、やはりすごいの一言に尽きました。

■高精度インターナル・クロック: アドバンスド・クロックマネージメント・テクノロジー

オーディオセクションに置かれたマスタークロックからドライブメカニズムをもコントロールするアドバンスド・クロックマネージメント・テクノロジーにより、極めて安定したデジタルオーディオ信号処理を実現。一般的にA/Vプレーヤーではマスタークロックはディスクドライブ系に置かれ、そこからオーディオ回路にも供給されます。しかし、そこでの問題はノイズと不安定要素です。ドライブの回転とビデオ系の駆動に影響されてマスタークロックの品質は劣悪となりオーディオ信号処理に多大なジッターを与えるのです。

MSBは、そうした影響を回避するため、高精度マスタークロックをオーディオ回路側に置き、極めてクリーンなオーディオ信号データをピックアップします。さらに、そのデータを一旦ソリッドステートメモリーに取り込み、再整列して送り出します。ジッターフリーでビットパーフェクトなデータ・トランスポーテーションを可能とする音質最重視の優れた方式を採用しています。

■赤外線レーザー MSB “PRO ISL” インターフェースによるデジタル伝送

MSB “PRO ISL”インターフェースを装備するMSB DACとの組み合わせでは更に高精度/低ジッターの信号伝送を可能としています。

信号の扱いは、これまでのMSB “PRO I2S”と同様に”I2S”フォーマットに準じ、MSB DAC側からトランスポートに対して超低ジッターのマスタークロックを送って完全同期させた上で、L/Rデータとワードクロック、ビットクロックを分離したシリアルバス・データをDACに送り返すものですが、”PRO ISL”では、その信号授受に従来のLAN方式よりも格段にスピードを増した「双方向赤外線レーザー」方式を新導入光ケーブルにはシングルモード・デュプレックス・グラスファイバーを採用。

1Gbpsと言う膨大なデジタルデータを、例え1km先に送ったとしてもそのレベルロスは僅か0.3dB以下という超大容量/低損失の超高速通信と相互の完璧なアイソレーションによって、ハイビット/ハイサンプルレートのデジタル信号を超低ジッターでビットパーフェクトに伝送。まさにデジタルオーディオインターフェースの究極化を実現しています。

音質は

MSB “PRO ISL”インターフェースの影響もあるとは思いますが、非常に静かで、繊細でナチュラリティーが高く、情報量も多いです。奥行き方向・高さ方向ともに、スケールが雄大で、今までのプレーヤーでは考えられないような世界を見せてくれます。

ありきたりな表現ですが、今聞いているスピーカーを一回りも二回りも大きくしたような印象を与えてくれる驚異的なプレーヤーシステムであると感じました。通常、良くできたアンプならば、そのような体験をしたことがあるのですが、プレーヤーシステムを変えただけでそのように変化するのには、驚かされました。

唯一無二のSelectシステム、ご興味のある方は、ぜひ当店にお問い合わせください。

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