
U-BOYです。
MARTENを試聴させていただきました。 をお借りすることができましたので
試聴レポートをさせて頂きます。

MARTENのParkerシリーズでは、当店では、以前 Quintet Diamond Editionをお借りしたことがあったのですが、Trio Diamond Editionはお借りしたことがなく、なおかつちゃんと試聴したことがありませんでした。以前、Quintet Diamond Editionをお借りしたときもTrio を聞いてみたいという多数のご要望を頂いていたのですが実現せず、今回、たまたまお借りすることができましたので、試聴レポートをさせていただきます。
前回のQuintet Diamond Editionの記事は下記をご参照ください


Parker Trioのキャビネットは新開発の M-board(多層構造のMDF)により共振を極限まで低減させつつ、キャビネットの形状と大きさは各ドライバーからの反射に対処するために慎重に検討されています。こうすることで、スピーカーの存在をサウンドステージ上から見事に消し去り、広大で立体的な音場を作り出します。

今回お借りしたParker Trioの外装仕上げは、Piano Whiteフィニッシュでした、非常に美しく上品に仕上げられており、高級感を感じます。その他のカラーでは他のシリーズ同様に標準カラーとしてMatte Walnut・ Piano Blackが、オプションカラーとしてPiano Walnutが選択可能なようです。

ツィーターと内部配線材は、Thiel & Partner GmbH 社製Accuton ピュアダイアモンドツイーターとスウェーデンのJorma Designの最上級モデルJorma Statementを使用しています。
ピュアダイアモンドはスピーカーメンブレンの究極の材料です。高周波数帯域で使用され、その重量に対する剛性とスピードは卓越しています。 スピーカーメンブレンにとって必要不可欠な熱伝導体の性能としてもダイアモンドは非常に優れており、ボイスコイルに最適なヒートシンクを提供できるためハイパワーハンドリングと極めて低い圧縮を両立しています。

低・中域には、新開発の19cmセラミックコーンを2基搭載。洗練された電気化学プロセスにより高いダンピングファクターを備えています。 セラミックメンブレンは共振周波数が高いため、歪みが最小限に抑えられ、正確なサウンドステージと素晴らしいダイナミクスをもたらします。また、背面にはThiel & Partner GmbH 社製Accuton の22cmのアルミニウムパッシブラジエーターを2基搭載。低域の量感とスピード感という相反する事象を見事に行動に融合させています。

聞いてみると全体を通して、MARTEN特有の上品できめ細かな表現をしてくれています。かと言ってそれ一辺倒ではなく、再生させる曲に合わせてその表情をかえ、力強い曲には力強さを、スピード感のある曲にはスピード感のある音をだしてくれます。Quintet と比べてしまうとややすっきりした面はありますが、それでもこのサイズのスピーカーからは、想像できないスケール感のある音楽を表現してくれます。定位間を重視する音楽は、定位感もしっかりとだしてくれるため、まさに現代スピーカーのお手本のようなスピーカーである印象です。
ご興味のある方は、ぜひ当店にお問い合わせください。
