U-BOYです。
スイス・ターレス社の新製品試聴レポートです。
同社の最高峰トーン・アーム、Statementの試聴リクエストがあり短期でデモさせていただきました。
![](https://kaitori.u-audio.com/wp-content/uploads/2022/07/dfd306009d29e0fb69d294eb6573f085-700x452.jpg)
ターンテーブルは新色のシルバーです。
(標準のブラックよりも定価20万アップ)
写真では伝わり難いですが細部まで工作精度の高さを感じる高級感のある仕上げです。
回転精度も高く、真横から見ると回っているのが分からないくらい微動だにしません。
![](https://kaitori.u-audio.com/wp-content/uploads/2022/07/27100b3ac2bc292ba09d4715e75e0d8d-700x533.jpg)
モーター付近に2つのプーリーを配置し、合計3つのプーリーにてプラッターを駆動。
使用するDC ブラシレス・モータ-も完璧なドライブ性能を実現するために、特注の新モーターを新たに採用しています。
回転も静かで滑らかです。
旧モデルではレコードの架け替えの際に、盤を取るときにマットを傷つけやすかったですが、外周部がカットしてあり、取り外しもしやすくなりました。
![](https://kaitori.u-audio.com/wp-content/uploads/2022/07/8027395b61b0ecf366b83fd4f0542739-700x556.jpg)
トーンアームは初代のSimplicityから基本コンセプトは変わっていませんが、パーツの精度や剛性が大きく向上しています。
オフセットトーンアームと同じように支点を明確にしつつ、トラッキングエラーをほぼ0にするという画期的な構造です。
記憶の中での過去のモデルと比較すると、アームを動かしたときの動きの滑らかさがよりスムースであり、剛性アップの恩恵で中域に厚みが加わり気持ち良い音になったと思います。
![](https://kaitori.u-audio.com/wp-content/uploads/2022/07/20e70dae665b1c02d18ecc2df16e19f1-700x480.jpg)
カートリッジの取り付けは専用の治具がございますので、簡単に行えます。
一番神経を使うのは、極めて細いリード線をカートリッジに装着する時でしょうか。
ここまで無駄を省いたコンパクトかつ、高精度なプレーヤーは世界中でも稀だと思います。
古き良きアナログとは異なる最先端のアナログの音です。
![](https://kaitori.u-audio.com/wp-content/uploads/2022/07/dfd306009d29e0fb69d294eb6573f085-1-300x194.jpg)