ソナス・ファベール社は、1983年(昭和58年)、フランコ・セルブリン氏によって「陸のヴェネツィア」と呼ばれる北イタリアの町ヴィチェンツァで創業されました。
ラテン語で「音の工房」を意味するその社名の通り、自家ワイナリーに囲まれた静かで幸福なその仕事場から生まれる工芸品と見まごうばかりのオーディオ製品には、精緻な木工技術と音の純度へのアプローチが見事に融合。イタリアン・デザインの極致とも言うべき技巧が凝らされています。
音楽への明敏な感受性と鋭いデザイン感覚を持つイタリアならではの、創造性豊かなソナス・ファベールの製品は、これからのオーディオが採るべきひとつの方向性を指し示していると言えるでしょう。
Sonus Faber / Amati G5
オマージュ・シリーズ第5世代 バランスの良い万能型
プライウッド構造のキャビネットを継承しつつも、バスレフシステム、ドライバーユニット、ネットワークまで内部が全面刷新。
伝統の卓抜した木工技術にメタル素材をうまく採り入れた意欲作。基本性能が高いので、どんな音源でも追従性が高いです。
おおらかでスケールの大きいサウンドです。
Sonus Faber / Serafino G2
Amatiを一回り小さくしたモデル。ウーファー径が22cmのAmatiに対して、18cmとしています。
Amatiのスケールの大きなサウンドに対して、小気味よくキビキビと鳴る印象です。
Sonus Faber / Guarneri G5
ブックシェルフ型スピーカーの更なる可能性を追求した、新たな傑作
艶やかさと華やかさを持ちつつ、多様な音楽ジャンルに対応する表現力を誇ります。
上位モデルに匹敵する完成度で、古い録音から新しい録音まで、エンジニアの意図を忠実に再現する能力を持つ、オーディオファンにとって魅力的な選択肢となっています。
Sonus Faber / ELECTA AMATORIII
Sonus faberの35周年記念モデル
エンクロージャーの側板や天板などにウォルナットの無垢材。バッフル板とバックパネルは木材に黒いレザー。底板の白い部分はイタリアのトスカーナ州カッラーラ産の白大理石を成形。そして、その大理石の底板とウォルナットの側板の間に挟まっているのがブラス(真鍮)のプレート。
異種素材を取り入れながらデザイン、音のバランスを高次元でまとめています。
Sonus Faber / Minima AmatorII 常設展示中
創業者セルブリンも愛した“Minima”の魅力を最新の技で再構築
フロントバッフル、リアバッフルをブラックレザーで包み込み、無垢ウォルナット材で仕上げたエンクロージャーは、これまで同様、奥行きを絶妙な長さにチューニングすることで豊かな響きを獲得、初代“Minima”を思わせる立体的な表現力と、繊細でいて力感に満ちた音楽世界の創成に貢献しています。
従来のソナス・ファンにも違和感の無い音色を残しながらも、現代的なチューニングが施されています。
Sonus Faber / Lumina II Amator 常設展示中
「Homage Collection」のために開発された技術を踏襲した特別モデル
フロントバッフルには、同社の上位モデルとなる“Amati G5”や“Stradivari G2 Anniversary”で初めて採用された、木目を45°の角度に合わせながらグロス塗装を施した印象的な意匠を採用しています。
クロスオーバーネットワークも刷新。
Lumina Ⅱ Amatorに搭載された「Interactive Fusion Filtering」は、高周波干渉を抑え、トランジェント特性を改善させることで、各ユニットのポテンシャルを存分に発揮させることができます。従来のLuminaと比較し、解像度の向上、音場の広さなどが改善されています。
Sonus Faber / Lumina I 常設展示中
入門モデルながら本格派のサウンド
同中ではエントリークラスにあたるシリーズですが、この価格帯でもイタリア製で価格を超えた美しい仕上げです。
エンクロージャーは伝統のブラック・レザー張りで、バッフル面は7層のプライウッドを採用。仕上げには、明るい木目のウォルナット、濃茶色のウェンゲ、ピアノブラックの3種を用意。
バランス良い伸びやかなサウンドで、上流やアンプにも敏感に反応します。
Sonus Faber / Omnia
ソナス・ファベールが培ってきた伝統と最先端技術が融合した、オール・イン・ワンのオーディオシステム
一体型スピーカーとして音のまとまりの良さ、完成度の高い製品です。Roonをはじめとするネットワーク再生、MMフォノイコライザーまで搭載しています。
従来のこの手のコンセプト製品とは一線を画す製品です。