U-BOYのオーディオブログ

U-AUDIOの公式ゆるキャラU-BOY(ユーボーイ)のブログです。
主に買取したオーディオを紹介しています。 僕はタイヤではなくレコードです。

U Boyです。

期間限定で英国Meridianのトップモデル、Ultra DACをデモしております。

11/22(木)までの予定です。

Ultra DACは過去にも何回かデモしております。
今まではCDからのデジタル入力(同軸RCAおよびAES-EBU)、ファイル再生はUSBで行ないました。

その後、Merding NADACをRoonCore入りのNADAC Playerにアップデートしましたので、店頭でRoonのデモができるようになりました。

Meridianといえば、RoonやMQAの本家本元といえるブランドです。
今回はイーサネット経由のRoonに焦点をあてて検証したいと思います。

Roonにはいくつかの特徴があります。

OpenHomeやUPnPの場合、再生する機器は、サーバーを経由して楽曲を受け取ります。

このため、ネットワークプレーヤーの機能とは別に、NAS(PC含む)のDLNAサーバーの性能、機能によりできることに制限があります。

Linuxで定番のMPDの場合は、再生するPCが直接音源にアクセスしますので、NASのDLNAサーバーは必要ありませんし、そもそもNASを使わずにUSBメモリやUSB-HDDを使った再生も可能です。

Roonの場合は、さらに一歩進んで、音源の読み込みを一括でCoreが行い、RAW DATAにしてからで対応機器に伝送します。

DSDやFLACなど、フォーマットのデコードも全て行います。
接続するDACがDSDに非対応とか、PCM96kまで対応の機器に192kを送るような場合はRoonCoreがダウンコンバートしてDACに伝送を行います。

DAC側の対応フォーマットを気にせずに選曲することができます。
RoonCoreから見ると、多くの信号処理が必要になりますので、PCとしては高いスペックが要求されます。
反面、受けるDAC側には負担が少ない仕様です。

いま、Roonが話題になっているのは、情報量の多さ、使いやすさと、ストリーミングサービスTidalとの連携でしょう。

音質云々は、Roonを搭載するPCのハードウェア要素にも委ねられますので、一概にUPnPとMPD、Roonのどの音が良いかという話はできません。

当店のRoonCoreはNADAC Player搭載のものを使用していますので、その点では一般のPCにインストールしたRoonよりも有利です。

どの方式が優れているかよりも、どの再生スタイルが合っているかで考えればよいと思います。

当店では、お客様の再生したい音源、ストリーミングサービス、PCのスキル、ご予算などを踏まえて、最適なものを提案するように心掛けております。

前置きが長くなりましたが、Ultra DACをイーサネット経由のRoonで再生してみました。


MQA配信のTidal音源です。Tidalの場合、多くの音源が192kHz止まりですが、この音源のように352kで配信されているものも少数あります。

Roonの場合は、再生する機器がMQAデコードに対応していない場合でも、ソフト側で96kまでの処理が可能です。Ultra DACはもちろんフルデコード可能です。

MQA本家本元の音は安定感があって素晴らしいです。

Meridianの音は他の製品とは違う独特の世界観があります。

輪郭を強調せず滑らかで長時間聴いても聴き疲れしません。
音と音の間の圧倒的な静けさによる気配感があります。

そして濃い音です。


Sooloosを含め、イーサネット経由の場合はDSDには非対応です。
Roonの場合、ソフトウェア上でPCMにコンバートされています。

NADAC PlayerをRoon Coreで使う場合はUSB出力はできません。

当店では裏技として、シングルボードコンピューターのRaspberry Piを経由してUSBで出力させています。

この場合は、Raspberry PiまではRAATで伝送し、そこからALSAでUSB出力されます。
Ultra DACの場合、USB入力のみDSDに対応しています。


この方法だと、Roonでもハードウェア側でDSDデコードできます。

USB出力可能なRoon Coreで直接USB DACとつなぐ場合と、今回のようにLinuxPCまでRAATで受けてからUSB出しする方法と、音質はケースバイケースだと思います。

同じRoon CoreからUSB入力とイーサネット経由で比較してみると、イーサネット経由のほうが安定感のある腰の据わった音に感じますが、予想よりも僅差でした。

話題のMQAですが、大きな括りでいうと良質なマスタークロックを入れたときのような、フォーカスが決まって見通しが良くなるような印象を受けます。

もちろん音源次第ですが、コンパクトなファイル容量、時間軸の考えなど、優れたフォーマットだと思います。

MQA CDもこれからタイトルが増えてくると思いますが、TidalによるMQA配信、それを一元化してコントロールできるRoonの利便性、Roonからのイーサネット伝送に対応したUltra DACは音質、操作性を含めて極めて高いレベルの製品だと改めて確認できました。


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