Organic Audio Reference Speaker Cable 試聴レポート

U-BOYです。

Organic Audio Reference Speaker Cable を試聴いたしました。

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Organic Audio Reference シリーズ Speaker Cable を短期間ですが、お借りすることができましたのでレポートしたいと思います。

Organic Audio は、2009年にデンマークで誕生した新しいブランドです。ケーブル業界にはびこる事実無根のオカルトを信奉するのではなく、真摯にただひたすら本物のクオリティを求めた結果生まれたのが、Organic Audioのケーブルなのです。

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Organic Audioの導体には、アニール処理が施された、極めて電気伝導率が高い無酸素銅を使用しています。国際アニール銅標準(IACS)に対して101%の伝導率を持ち、銅の規格の中でも最も高いクオリティを誇ります。ただし、Organic Audioでは銅の純度をただいたずらに高めることはしません。純度を極限まで高めることが音質の向上に必ずしもつながらないことを知っているからです。

VDM(Vibration Damping Material)はOrganic Audio社 独自で開発された誘電体です。超低重量の多孔質繊維を使用し空気を主要な誘電体として使用することで、導体への接触を最低限に保ちます。通常のテフロンやポリエチレンを誘電体に用いたものに比べて、導体への振動を極めて効果的に抑えることが可能で、ケーブルの微小な振動によるマイクロフォニックノイズを避け音にカラーレーションを与えることが一切ありません。

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実際に音を聞いてみると非常に自然で、ありがちな表現で恐縮ですが、生演奏だったらこんな感じではないかなと想像力を刺激してくれるケーブルだなと感じました。猛烈な高解像度ケーブルというわけでは無いのですが、背景のS/Nは非常に高く、情報量も申し分ありません。表現的には比較的穏やかで、嫌な音をださない印象です。音と音の境界面をあえてソフトフォーカスにすることで、実際の演奏ではこうだったのではないかと思わせる説得力があります。全体の音の組み立てや、まとめに優れたケーブルメーカーであり、聞かれたことが無い方は、是非一度体験して頂きたいです。

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ご興味を持たれた方は、是非当店にお問い合わせください。

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