AIRTIGHT ATM-2211J+ATC-5

U-BOYです。

AIRTIGHT社の新製品ATM-2211JとATC-5の組み合わせで、試聴させて頂きました。

エイ・アンド・エム社は、1986年大阪高槻市で生まれた真空管アンプのメーカーです。

海外での評判は非常に高く、特にアメリカのオーディオ誌「STEREO PHILE」・「ABSOLUTE SOUND」では、常連で常に高評価を得るメーカーの一つです。

製品の製造は、純日本製で選び抜かれたパーツを使用し一台一台、丁寧に手作りで製造されている今では、数少ないメーカーの一つです。

試聴させて頂いたATM-2211J+ATC-5の組み合わせですが、現代ハイエンドでは、なかなか聞けなくなってしまった、音楽の楽しさを存分に味合わえた印象でした。

今回のATM-2211J+ATC-5の組み合わせた音の傾向は、雄大ながら瑞々しさもあり、現代ハイエンドでは、なかなか味わえないニュートラルで有機的な音楽になった印象でした。

個人的に211や845等の送信管は、パワーが先行し粗さが目立つ印象があったので苦手だったのですが、とてもきめ細かくナチュラルで、非常に聴きやすいのには、驚かされました。

ATC-5は特にフォノイコライザーに定評のあるプリアンプで、今回は時間の関係でラインでしか試聴ができませんでしたが、デジタルソースの嫌な部分がなくなりすっきりした印象になったのと瑞々しさが増した印象でしたので、これは個人的にはアナログ再生も期待が持てるなあと感じました。

機会があればアナログでも聴いてみたいです。

ATM-2211Jは、パワーも有りつつ、細かい音もでていながら、透明感もあり、何より瑞々しくて音楽が有機的になる印象です。

筐体は比較的にコンパクトなのですが、ドライブ力も申し分なく、このシステムで一つの極致と言っても良いかなと思わせる印象でした。

標準品でがPSVANの211が搭載されているのですが、今まで聞いた中でこの球がこんなに良いと思わせたのはこのアンプが初めてでした。

現代ハイエンドのトレンドとは、少し違うシステムですが、独自の世界があり音楽の聴き方として、こういう聞き方もあると改めて気付かされる素晴らしい組み合わせでした。

ご興味を持たれた方は、ぜひ当店にお問い合わせください。

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