Crystal Cable Reference2 Diamond IC を聴いてみました

U-BOYです。
Crystal Cable Reference2 Diamond ICをお借りしました。

Crystal Cable は、日本では最上位の アート シリーズが有名ですが、今回ご紹介するDiamondシリーズも、その価格帯としては、非常に優れていると噂は聞いていました。ただ今まで、なかなかお借りするタイミングがありませんでしたので、具体的にどんな音がするか楽しみでした。

導体は、Crystal Cable が独自に開発したシルバーとゴールドの合金であり、同社 によれば業界初とのことです。

この配合では、金原子を注入して銀導体の結晶境界を埋めることにより、微小亀裂を除去します。
その結果、従来の銀導体のみよりも境界歪みが減少し、電気特性が向上するそうです。

また、柔軟性も高く、システム内のケーブルを整理する際に常に「有利」になります。ソリッドコア導体は本物のテフロンであり、次にデュポン カプトン、次に銀メッキ銅シールド、最後に外側の透明なテフロン スリーブで包まれてます。

シリーズ 2では、オリジナルのダイヤモンド シリーズと比較して、絶縁とシールドを改善しおり、グランド インピーダンスを大幅に低減してノイズを低減することで、RFI 低減することに成功しています。

ダイヤモンド シリーズ 2 では、新しい SG2 シルバーゴールド導体を導入しており、前モデルに比べて劇的な改善が施されています。

Crystal Cable ではさまざまなタイプの導体材料の挙動に関する広範な知識を獲得し、その過程で、同社の研究により、金を銀の導体と混合すると、導体が信号をより良く伝達し、より柔軟でより強力になることがわかったそうです。

導体の原子は格子内の正しい位置に収まり、時間が経つにつれて導体はさらに良くなります。多くの素材は時間の経過とともにその特有の特性や独特の品質を失いますが、SG2 シルバーゴールド導体はそうではないそうです。

実際に音を聞いてみると、このクラスでは、なかなか感じられない非常にきめ細かな音で、ダイナミックレンジの表現にも優れており、空間表現や時間軸での表現も正確に整っています。

一聴すると線が細いようにも感じられますが、良く聞きこむと幾重にも重ねられた、きめ細かい表現の集合体であることに気付かされます。それらが、ソースの複雑な表現を正確に表してくれていることに改めて、気付かされました。

Crystal Cableの中では、非常にコストパフォーマンスも高く、それにもかかわらず同社の理念が感じられる素晴らしい製品であると思います。

ご興味をもたれた方は、ぜひ当店にお問い合わせください。

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