U-BOYです。
先日dCSの新製品、Bartok DACを短期デモしましたので紹介します。
同モデルはプラス30万円でヘッドフォンアンプを搭載したモデルもございます。
こちらも評判が高いそうですが、デモはヘッドフォンアンプ無しの仕様で聴いています
PCからのUSB接続、イーサネット接続はUpNPネットワークプレーヤーに加えてRoonReadyとしても機能します。
DSD128まで、MQAにはフルデコード対応しています。
もちろん、同社のSACDトランスポートからDSD信号をデコードすることも可能です。
AirPlayやSpotify Connectにも対応。
専用のdCS Mosaic Controlアプリ(無料)は、入力の切り替え、ゲインやフェイズの設定など、本体のメニュー画面からできることはアプリでも操作可能です。
現在の状態一覧が確認できるは便利です。
また、UPnPコントローラーとしても機能しますので、ネットワークプレーヤーのリモコンとしても使用できます。
dCSはOpenHomeには対応していませんので、いわゆる定番のLinn KazooやLuminで操作することはできません。
ネットワークプレーヤーのリモコンとしての操作性はまだ改善が必要だと感じます。
Tidalなどのストリーミングが必要ない方はFidataのアプリが良いと思います。
Roon Readyにも対応しています。当店ではUPnPによるネットワーク再生よりもRoonをお勧めしています。
一概にどちらの音が良いか決めるのは難しいですが、操作性やストリーミングサービスとの連動性は素晴らしいです。
機能としてはDSD256には非対応ですが、ほぼ完全武装といえます。
とは言え、このクラスにユーザーが一番求めるのは音質部分だと思います。
150-250万クラスの製品は、Merging – NADAC、CHORD – DAVE、MSB – Discrete DAC、Meridian – Ultra DAC、Playbac Designs – MPD8、LINN – KLIMAX DSMなど魅力的な商品が多数ございます。
Bartok DACはそれらの製品と比較すると、(基本的クオリティーがある前提で)適度な中低域の厚みがあり、神経質にならずに安心して音楽に身を委ねられるタイプでしょうか。
ゲインの設定やアップコンバート(DXD or DSD)、フィルターカーブなどで好みの音作りをすることが可能です。
また、将来的にファームウェアのアップデートにより機能の追加、音質の向上が図れる点も同社の強みです。