Dereneville DMS-5001

U-BOYです。

代理店から珍しい商品をお借りしました。

今でも根強い人気のマイクロ精機のプレーヤーをアップグレードするためのフォノモーターです。

Dereneville

デザイン的にマイクロに合わせた格好になっていますが、モーターを所定の場所へ設置できるプレーヤーであれば基本的になんでも使えます。

コンパクトな兄弟モデルも存在します。そちらは基本性能は同じで電源がACアダプターです。別売りの強化電源もございます。
今回はマイクロのRX-5000にReedの5Tを装着した状態で試聴しました。過去の名器と現代を代表するトーンアームの競演です。

マイクロのプラッターはかなり重量がありますが、Derenevilleのフォノモーターはトルクがかなりあります。立ち上がりもスムーズで素早く動き出します。

基本的には、純正モーターに付属されていたベルトを使用しますが、プレーヤーによっては、モーターの振動伝達を避けるためにあえて柔らかい素材のベルトを使っている場合があります。

Derenevilleのモーターはトルクはありますが非常に静かに回ります。
べルトの素材はある程度テンションが得られるような素材の方が、音に力が出て好ましい傾向になるようです。

速度の微調整はもちろん、駆動するベルトやプラッターの素材に合わせて最適化できるように加速及びブレーキ動作の設定も可能です。

また、カートリッジやベルトを任意の時間で交換するためのタイマーを設定することもできます。

標準のモーターが不調な方以外にも、純粋にアップグレードとして検討して欲しい製品です。
ハイエンドのアナログプレーヤーでもこの精度のモーターを搭載したモデルはほとんど無いでしょう。

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