FURUTECH Poweflux NCF-18 を試聴しました

メーカーさんのご厚意でFURUTECH Poweflux NCF-18を貸して頂きました。

α-導体(OCC 導体、μ-導体或はμ-OFC 導体にそれぞれ超低温処理&特殊電磁界処理を行なったもの)の高密度導体を採用したケーブルです。

絶縁材に振 動や外部ノイズを遮断し、柔軟性を合わせ持せたカーボンパウダー調合の高機能PVC採用の2重シース構造で、プラグハウシングもステンレス合金から削り出し、内部には制振性特殊樹脂を採用し、外側はシルバーカーボンファイバーで仕上げた3層構造のうえ、クランプ部分は重厚で制振性の高い特殊金属採用したりと非常にコストがかかった作り込みです。

PowerFlux-NCF-18の内部構造

ケーブル中間部にはシルバーカーボンフィニッシュの電磁ノイズ対策 (GC-303 EMI) 吸収材を装着し、振動ノイズ対策として内部にネオダンパーテクノロジーを採用。

ケーブル外装は強度の高いナイロン編組を使用することで音質を向上させます。また不要な輻射ノイズを抑え、オーディオ装置全体のクオリティを向上させるためのアースジャンパー も装備しています。

音質ですが、モニター調ではあるものの全体的に音のまとまりがあり、流石の完成度を感じさせてくれます。

空間表現では奥行き方向が特に広く、上位の価格帯と比較しても見劣りがせず、この価格帯では、かなりコストパフォーマンスが優れているように感じました。

中低域に独特のボリューム感があるのですが、決していやらしさがなく自然で、小型スピーカーで試聴しても、それを感じさせない世界観を表現してくれます。情報量も多いのですが、音数や楽器の数が多い場面で特に丁寧で緻密な描き分けを表現してくれ、その音楽が持つ、秀逸で精密な部分をはっきりと見せてくれます。

全体を通して本ケーブルの完成度に驚かされ今までのFURUTECH製ケーブルとは違う一面もかいまみえるところもあり、 FURUTECH製品の集大成の一つといっても過言ではない素晴らしいできである印象でした。

ご興味を持たれました方は、ぜひ当店にお問い合わせください。

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