GERMAN PHYSIKS HRS130 を 試聴しました。

U-BOYです。

GERMAN PHYSIKSの新製品HRS130 をお借りすることができましたので、試聴させて頂きました。

日本では、久々の登場となりますGERMAN PHYSIKSですが、音の印象も見た目の印象も以前よりさらに洗練されたイメージでして。

今回はハイポリッシュ仕上げのブラックを見せて頂いたのですが、非常にきれいで所有欲を掻きたてられる印象です。その他にも多種多様な木目仕上げやそこにさらにハイポリッシュをかけた仕上げも対応可能ですし、以前のようにカーボンモデルのオーダーも可能で、非常に選びがいがあります。それぞれの仕上げは、ドイツの熟練した職人によって手作りで行われているようですので、他の仕上げも機会があれば、実際見てみたいです。

GERMAN PHYSIKSのHRSシリーズといえば、その独特なキャビネットデザインが有名ですが、それはただ、奇抜なデザインを狙ったわけではなく、そこにはちゃんとした理由があるようです。HRS-130は、八角形のキャビネットを使用しており、それぞれのパネルは、一般的なキャビネットよりもパネル面積が小さいため剛性を高く出来ます。さらに内部には重要な位置にブレースが配置されており、空間容量を損なう事なく剛性を最大限に高めています。

また、反共振対策としてHawaphon®と呼ばれる特殊な制振材を各パネルの内側に適用。これにより、パネルの共振周波数が低下し、その特殊な内部構造によって振動エネルギーが非常に効果的に熱に変換されます。


Hawaphon®は、50dBを超える構造音の広帯域減衰を実現します。これは非常に高い数値です。最後に、キャビネット内の空気の共鳴を減衰させるために、内側全体を高密度フェルトの厚い層で裏打ちしてこの素晴らしいキャビネットは完成します。上部はDDDユニットのための密閉キャビティが、その下にはウーハーの為の小さなキャビティが備わります。ここには吸音材が配置され小さな空気の通り道が、その下の巨大な吸音材を排したヘルムホルツ共鳴管と繋がっています。

今回の一番の大きな変化は、DDDユニットの進化によるところが大きい印象でした。初代DDDユニットは素材に0.025mmのチタン箔を使用し、270Hzから21,500Hzまでをカバーしており非常に音も自然で、しなやかな印象でよかったのですが、構造上、ユニットとして外的なダメージに弱いことと、生産性に弱点があり非常に扱いずらい印象がありました。最新のDDDユニットは0.15mm厚のカーボンファイバー製に変更されており、再生周波数は190Hzから24,000Hzをカバーしつつ、指で振動板を押しても全く問題ない強度を獲得しており、音もグレードアップしながらなおかつ、扱いずらさも改善しており弱点がなくなった印象です。

では、実際の音はどうかというと、見た目に反して非常に冷静でなおかつ上品です。無指向性特有の独特な音情感はあるものの定位は、割とはっきりしており独特の世界感を醸し出してくれます。全体的に”いかにもオーディオ的な”という表現はなく、何の曲を聞いても非常に自然で素晴らしい表現をしてくれる印象です。このサイズ感でありながら空間表現の緻密さは、非常にすばらしく特にオーケストラ等の音数の多い曲が得意な印象です。

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