McIntoshが初めて製造したスピーカーML1の復刻版、ML1MK.Ⅱは、ユニットやその配列、またグリルのルックスなども変更されていますが、現代のパーツや特許取得済のテクノロジーを用いた4ウェイ・ 5ユニット構成によるアコースティック・サスペンションシステムを利用した密閉型で、独特の音を奏でます。
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4ウェイ・ 5ユニットの構成内容ですが、ウーファーは密閉型メインエンクロージャーに搭載された12インチで、ポリプロピレン製コーンとダストキャップに合成ゴム製エッジ。ローワーミッドレンジは密閉型サブエンクロージャーに搭載された2つの4インチユニットでポリプロピレン製のコーンとダストキャップ、合成ゴム製のサスペンションを備えています。アッパーミッドレンジは、2インチのソフトドームを搭載。ツィーターは、上級機XR50およびXR100スピーカーで使用されている3/4 インチのチタンドーム・ツィーターとなっています。
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当時のML1はMQ101 Environmental イコライザーを使うことを前提にしていましたが、ML1MK.Ⅱは単体で使えるよう現代の設計とシミュレーション・ツールを使用し、オリジナルML1に類似した低域レスポンスを提供しながら、外部イコライザーを必要としない設計パラメータが開発されたそうです。
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ML1MK.Ⅱは、スイートスポットに縛られないようリスニングエリアのどこにいても良く聴こえるような音作りがなされいますが、そのせいなのか本来のセンター位置で聴いてみると独特な空間の広がりがあり、ほかのスピーカーでは得られない不思議な包容感があるような音色で、妙味があります。
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外観はオイル仕上げのアメリカン・ウォルナットの無垢材とサテン仕上げが施された突板使用で、サランネットはマグネットでしっかりキャビネットにつき、オリジナルML1のグリルのような縦に細長い薄板は取り除かれましたが、これによって再生音に干渉してしまうデメリット排除し、音響的に悪影響を及ばさない黒い編み布仕様となりました。
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またスタンド剛性もしっかりとしていて、佇まいはミッドセンチュリー・モダンデザインでインテリア的にもよい感じです。
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展示期間はわずかではありますが、興味をお持ちの方はお問い合わせ下さい。
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