McIntosh 8バンドイコライザー MQ112 試聴レポート

U-BOYです。

McIntoshの新製品、MQ112をお借りしましたのでレポートします。
昨今では数少ない、アナログの8バンドイコライザーです。

横幅奥行は、他のMcIntosh製品と同様です

イコライザーは、ブルーライトと並んで、マッキントッシュの顔の1つです。
ただし、歴史あるC22や、最上位のプリアンプであるC12000にはイコライザーが搭載されていません。

単体イコライザー商品化の要望があがり、本製品が誕生しました。

8バンドのイコライザーを搭載。各バンド毎に±12dBの範囲で可変

イコライザーを使う是非はありますが、音源の新旧や、特定の曲でうるさく感じる、この作品のベースラインをもっと強調したいなど…積極的に音を作ることができます。

他のマッキントッシュ製品、内蔵イコライザーにはない機能としては、チルト機能があります。
これは、650Hzを中心として、±6dBの範囲で高域を上げる(低域を下げる)、低域を上げる(高域を下げる)ことができます。大枠で高音寄り、低音寄りの音作りができます。

また、プリアウトを2系統装備しています。
バイアンプでご使用の方でも、2組のパワーアンプに接続できますし、2系統目の出力は、サブウーファーを1台使う用途のために、ステレオ/モノラルの切り替えもできます。

試聴では、CH PrecisionのプリアンプP10と、パワーアンプM1.1の間にイコライザーを入れました。
イコライザーはON/OFFが簡単に切り替え出来ますので、イコライザー効果の有無もすぐに確認できます。

ノイズレベルが極端に低いセットのアンプですが、イコライザーを入れても大きな違和感は感じませんでした。

積極的に自分好みに音を作りたい方にはお勧めの製品です。

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