U-BOYです。
このところ、まだ公開できない新製品の動作検証もふくめ、色々な商品が店頭に出入りしています。
紹介できるものは順番に紹介します。
まずは、当店でもPCオーディオのリファレンスとして使用中のMerging Technologies NADACです。
従来のNADACはWINDOWSおよびMACを使用して再生します。最近はDELAやFIDATAといったオーディオグレードのNASとUSBで直接接続して再生するスタイルも増えてきました。
あるいはコアなPCオーディオファンはLINUXで再生する人も多くいます。
NADACの場合はNASとの直結やLINUXでの再生ができませんでした。
そこで、NADAC Playerの登場です。
Roon Coreインストール済みのPC基板を加えてプレーヤー化したものです。
Roon Ready対応機器は増えてきましたが、Roon Playerとして機能するオーディオ製品は殆どありません。
NADACの場合は、元々D/Aの部分は非常に優秀ですが、トランスポート側(PC)に制約があるのが唯一の欠点だと思っていましたので、Roon Player化の話を聞いてバージョンアップの申し込みをしました。
現在はHUBを介してNASの音源を読む方式にしています。NADAC PlayerはUSB端子を搭載していますので、USB HDDを繋いで音源を読み込むことも可能です。
また、従来のNADAC同様、PCからイーサネットで接続した再生も可能です。
今までの機能に、Roon Playerが加わったとお考え下さい。
Roon単体については機会があれば改めて紹介したいと思いますが、操作性、音質、機能のすべてにおいて高い完成度を誇る優れたソフトです。
OSXのAudirvana Plus3からイーサネット直結再生と比較すると、NADAC Playerの方が音に浸透力があります。今までも解像度は十分すぎるほどありましたが、高域のアクセントが無くなり音がすーっと入るような気持ちよい音に変わりました。
WEISSのMAN301でも同等のDACを積んだ単体製品DAC202とPCを繋いだものよりも、オーディオグレードのPCを搭載したMAN301の方が音が良いのと同じ結果になりました。
プロのオーディオメーカーが吟味したハード及びソフトウェアで製作されたPCに、自作PCで乗り越えるのは簡単な事ではありませんね。