CH Precision P1を試聴しました

CH PrecisionフォノイコライザーP1を試聴させていただきました。

CH Precisionフォノイコライザー、P1を試聴させていただきました。アンプ機器やデジタル機器では、一日の長があるCH Precisionですが、フォノイコライザーは、どんな製品になるか昔から非常に興味がありました。この度、代理店様からオプションのEQフィルターボード搭載モデルにてお借りすることができました。

本機は、他にもオプションで、2台のP1でのTrue Monauralモード・外部電源ユニットX1を追加してなど発展性も高いモデルになっています。

本機の入力回路は、MM/MC電圧増幅回路とMC専用の電流増幅回路を搭載しており、MMカートリッジの使用はもちろんのこと、あえてMCトランスを使いたいといった要望にも対応しており、ユーザーの遊び心をくすぐります。

他にはサブソニックフィルターの設定・付属のキャリブレーションレコードによるオートインピーダンス調整機能・100kΩから20Ωまで500ステップ以上のカートリッジロード調整機能等々、痒い所に手が届く逸品です。

さらにオプションのEQフィルターボードを使用することで、各種専用カーブ簡単に変更することも可能です。


では、実際の音はどうかということで、今回はMC専用の電流増幅回路にて試聴させていただきました。

音が出た瞬間からS/Nが非常によく見通しの良い印象です。

基本のS/Nが良いので情報量も多く、とても現代的な音であることが印象的でした。音自体のきめが細かく、聞き疲れはしないのですが、かといって切れ込みや空間性の表現は非常に丁寧にされており、使い古された言い回しですが、まさに『このレコードにこんな音が入っていたのか?』と気づかされた思いでした。

音は、現代を代表するフォノイコライザーの一台といって過言でない製品だと思わせるものでした。これで、True MonauralやX1が追加されたならどんな風になってしまうか、さらに興味がわきました。デジタル機器でもアンプ機器においても技術力を持ったCH Precisionですが、今回の試聴で改めて彼らの技術の奥深さを感じました。

本商品、期間限定展示中です。ご興味がございましたら、ご遠慮なく是非当店までお問い合わせください。

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