Soulnote D-2展示開始

U-BOYです。

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Soulnote D-2の展示を開始しました。

資料を読んで、ES9038PROx4発にNOS DAC、面白そうではあるけど、D-1も十分良い音だし展示はどうしようかなあと悩んでいました。

発売前にメーカーの方が実機を持ち込んで頂き聴く機会がありました。その出音は想像以上で、その場で展示を即断しました。

正直なところ、60万円という定価から、「良いだろうけど値段なりでしょ。」とイメージされてしまうのが可愛そうなくらい良くできた製品です。

音だけなら200万と言われても驚かないと思います。

当店で常設しているフォノイコライザーE-2も素晴らしい製品で、フォノイコのリファレンスとして稼働しています。
D-2のインパクトはそれ以上のものです。

ESSのチップは通常、オーバーサンプリングの回路を必ず通りますので、NOS DAC??と思っていましたが、話によると厳密な意味ではオーバーサンプリングは行っていますが、補完をしないので挙動がNOS DACに限りなく近いらしいです。

通常のFIRフィルターとNOSモードはボタン1つで簡単に切り替えできます。

USB入力もD-1と同様、DoPでもDSD512およびPCM768Kに対応しています。
今回、クロックにも大きくメスが入れられています。超低ジッターDDSを採用したことも音質に大きく関与していると思いますが、USB入力時は、この高性能なクロックを使ってリクロックしているそうです。

今回、Jplayに最適化したモードも追加されています。
Jplayにはあまり興味ありませんが、DSD Native(非DoP)に対応してもらえるとさらに良かったのですが…。昨今、Linuxでの再生もハードルがかなり下がっていますので、WINDOWSやOSXと同様に考慮してもらえると嬉しいですね。

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ここからオマケです。

D-2が2台あるのが分かりますでしょうか?

今回、初回ロットで展示機とは別に、お客様注文分をオーダーしましたが、お客様のご厚意で、「開けていいからツインモノラルDACを試して!」とリクエストが入りましたので2台セットしてみました。

ツインモノラル??となりますね。
単純に、片側のDACを停止することで電源部に余裕が生まれること、チャンネルセパレーションが向上するそうです。

2台のDACを特別なケーブルで同期するわけではなく、単純に2出力できるトランスポートが必要になります。2出力できる機器としては、エソテリックやdCS、Weiss、CHORDなどの製品があります。

あいにく店頭に同じ条件でデュアル出力できる機器がありません。

苦肉の策で、
1. CH PrecidionのD1を使いAES-EBUとS/PDIF(同軸RCA)
2.Weiss INT204を使いS/PDIF(同軸RCA)とS/PDIF(同軸BNC)
の2通りを試してみました。

シングルの時と比べると音の密度感、低域の支えは明らかに向上します。
ただし、AES-EBUとS/PDIFの組み合わせでは空間の再現性にやや違和感を伴うことがあります。デジタルケーブル1本でも音が変わりますので、ケーブルの構造が変わることで悪い影響があるかもしれません。

D/DコンバーターのINT204のほうが違和感は感じませんでした。

アンプの2台使い、BTLのような飛躍的なクオリティーアップにはなりませんが、違いは十分あると思います。

D-2 1台は常設しておりますので、ご試聴可能です。

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