SOULNOTE の新製品、S-3を試聴しました

U-BOYです。

先日SOULNOTE の新製品、S-3を短期で試聴させていただきましたのでご紹介いたします。

アナログ回路に、新開発の無帰還回路「Type-R Circuit」を採用し、高周波用バイポーラトランジスタ4個と抵抗8本のみで構成される 完全バランス電圧増幅回路です。初段はゲインの無い差動合成で、唯一ゲインを発生する2段目は対アース増幅のシングルエンド。

さらに出力段バイアスをLEDからトランジスタ熱結合にすることで従来 22Ωだったエミッタ抵抗を1Ωまで下げることに成功しました。DACチップにはES9038PROを片チャンネル2個、合計4個使用しています。

クロックには、45fsを誇る究極の低ジッターDDS LMX2594から出力されるマスタークロックでDACから SACDメカまで完全同期。

USBやLANによる伝送を伴わない、DAC主導I2S完全同期(ES9038PRO の128fsモード)よるトランスペアレントかつ豪快なSACD再生は、今までのSACDのイメージ を完全に覆します。

SACDのメカニズムには、D&M製SACDメカニズムを採用しアルミ削り出しベースを通じて、1点スパイク接地でマウンをおこなっています。

メカニズムの振動をダイレクトに排出し、かつメカニズムの物理的位置を確定する、理想的なコンストラクションです。

一聴した印象は、D-2とは、また違った、上位モデルとしての出来の良さを感じました。

SACDの再生では、特にどっしりとした揺るがない定位感、電源能力の豊富さ物量の投入のすごさが印象に残ります。ダイナミックレンジの広い音源が入った際にも基本となる音が、少しも揺れないので、安心して音楽に集中でき、SACD本来の自然な空間の広がり方が丁寧に再現されていて、非常に好感が持てます。

ハイレゾ再生においても、非常にシルキーで滑らかなのに定位は、キッチリしていて聴きやすい印象です。各所の部分での物量投入が聴いておりリッチなサウンドの印象でした。

現在、大人気商品により生産が間に合っていない状況でございます。ご試聴ご予約は、当店に是非お問い合わせください。

目次