U-BOYです。
ドイツ、TACETレーベルより、ベートーヴェン交響曲全集がリリースされました。
既に7番、9番は発売されていましたが、このたび、6タイトル9LPSとして単売されます。
先日9番は紹介しました。
幾つかの作品は、チューブオンリーとして発売済みでしたが、新しいミックスに置き換えられ、より明確なディテールの表現に成功しています。
当店にある7番で新旧比較する限り、今から購入される方は新しい方をお勧めいたします。
5番、6番、7番が単独LPとして、1, 2 & 8と9番がそれぞれ2枚組としての販売です。
全てヴォイチェフ・ライスキ指揮、ポーランド室内フィルハーモニー管弦楽団による演奏です。
全ての作品が試聴盤、在庫をご用意しております。
ここで、同レーベルの特徴を復習します。
play backwards (5番B面、7番B面、9番2枚目B面が該当)
逆方向に再生。内周から外周に向かって再生します。
レコードの回転数は一定のため、通常は内周に行くほど単位当たりの長さに対して多くの情報を詰め込む必要があります。反対にクラシックの作品は後半に行くほど大音量で盛り上がる作品が多く、溝の刻みが深くなり問題が起きやすくなります。
逆回転にすることで、多くの問題が解決されます。
ハーフスピードマスタリング(1, 2 & 8番、3 & 4番、5番、6番、7番が該当)
製作時だけ半分の速度で行います。再生は通常のレコードと変わりません。
ちょうど職人が2倍の時間をかけて作業をするようなイメージです。
ハーフスピードではテンポが遅くなるだけではなく、ピッチも2の関数で低下します。
例えば40kHzの音は一般的な録音の20kHzと同じように記録されます。これにより電気系では高い周波数前で扱うことができ、カッティング・スタイラスは詳細なディテールをラッカー層に静かに刻み込みます。
購入ページ
Symphonies Nos. 1, 2 & 8
u-audio.com/shopdetail/000000005471/
Symphonies Nos. 3 & 4
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Symphony No. 5 in C minor op. 67
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Symphony No. 6 in F major “Pastorale” op. 68
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Symphony No. 7 in A major op. 92
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Symphony No. 9 in D minor op. 125
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