Mola Mola、Tambaqui DAC

U-BOYです。

Mola Mola 社、Tambaqui DACをお借りすることができました。

Tambaqui DACの動作原理は、非常にユニークです。

自社開発の非同時性アップサンプリング・アルゴリズムを使用し、まず入ってくるすべてのデジタル音源を3.125MHz/32 ビットにアップサンプリングし、ノイズシェーピングされた PWM に変換します。

次にデュアルモノラル DAC で、それぞれ独立した 32 ステージ FIR DAC と、シングル ステージのフィルタリング I/V コンバーターによって130dB SNR でアナログデータに変換します。
これにより、同期する周波数データの安定性と圧倒的なデジタル領域でのS/Nを実現しています。

今回は、主にROONを利用して試聴を行いました。イーサネットはUPnPには非対応で、RoonReadyとしてのみ動作します。

別の機会にUSB、SPDIF or AESでの接続にも注目してみたいです。

外装は、非常にコンパクトにまとまっており同社のパワーアンプとの組み合わせても良いですし、ヘッドフォンアンプも内蔵しているので、デスクトップオーディオとしても使いやすい印象です。

音質は、解像度重視、一辺倒というわけではなく、適度な温かみとふくよかさを兼ね備えており、安心して聴ける穏やもありす。ただ情報量は多く、左右の空間性も広く現代的な部分も兼ね備えており、良いバランスでおいしいとこどりをしているのを感じます。

この価格帯はChord DAVEやdCS Bartokなど人気商品のライバルが幾つかありますが、音質面では全く引けを取りませんし、製品としての完成度が高く、非常に面白い製品です。

ご興味を持たれた方は、ぜひ当店にお問い合わせ頂き、ご体験ください。

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