U-BOYです。
当店でリファレンスとして常用しているSACDプレーヤー、CH Precision D1.5を、Zephyrn Edition(日本限定仕様)にアップグレードしました。
![](https://kaitori.u-audio.com/wp-content/uploads/2023/06/ch_d15_Z_1-700x385.jpg)
外観は全く変わりません。
底板とMORSeドライブメカの脚部をアルミニウム製から真鍮に変更されました。
![ボトム側から見たD1.5 Zephyrn Edition](https://kaitori.u-audio.com/wp-content/uploads/2023/06/d1.5z_edition_bottom-700x720.jpg)
オリジナルのD1.5は、旧D1よりも軽かったですが、Zephyrn Editionはかなり重いです。
ディスクプレーヤーとしては、驚きの37kgです。
実際に音を聞いてみると、一聴して立ち上がりの良さと、その静けさを感じます。
聴感上のS/Nが大幅に上がっています。
旧D1とオリジナルのD1.5を比較した場合、空間の広がりやきめの細かさはD1.5の方が優れていますが、D1.5は重心が少し高いと感じることがありました。
今回、底板が真鍮製に変わり、低域の沈み込みも大幅に改善されました。全体の表現のダイナミックさ、そして以前からの繊細さも失われておらず、デメリットは感じません。
CH Precition 製品全般にいえることとして、パッと聴きでの印象はSNが良すぎておとなしめに感じられることがあるのですが、よく聴くと「静かではあるが、じつは凄い音が出ているのでは。」と徐々に気づかされていくことが多く、D1.5 Zephyrn Editionに関してもまさにそういった印象があり、異様な静寂の中にも帯域全体を満たすエグいエネルギー感と三次元的で雄大な空間の広がりを描き、ファイル再生やストリーミング再生では得難いディスクプレーヤーならではの濃密なボディ感と儼乎たる音の存在感を引き出しています。
D1.5ユーザーの方には、間違いのないアップグレードになりますし、旧D1ユーザーの方にも改めて試聴いただきたい製品です。
![](https://kaitori.u-audio.com/wp-content/uploads/2023/06/ch_d15_Z_5-700x264.jpg)
また、先日発表された、新型クロックボードは、旧D1には使用できません。
外部クロックを使われている方は、新型クロックボードにすることで、D1.5の優位性がさらに高まります。
ご興味を持たれた方は、ぜひ当店にお問い合わせください。